元セクシー女優でフリーライターの「たかなし亜妖」がお届けする連載コラム。2016年に「ほかにやることがなかったから」という理由でセクシー女優デビュー。女優生活2年半が経過したところで引退を決意し、現在は同人作品やセクシービデオの脚本など、あらゆる方面で活躍中。 　皆さんは私のペンネームである「たかなし亜妖」という名前を見たとき、どう思っただろうか。恐らく「変な名前」「何て読むの？（正解は“あーや”である）」「中二病チックなペンネーム（笑）」と微妙な感想を抱いたと推測する。私のペンネームが仮に「たかなし彩」や「高梨あや」だったら、反応はもう少し異なるはずだ。 　名前一つで印象が大きく変わるのだから、芸名は人前で活動する者のこだわりが発揮されるポイント。“いかにも”な可愛らしいorキラキラネームや、ごくごく一般的なもの、それからネタに走る人まで……。セクシー女優にもいろいろな芸名がある。 　今回は彼女たちの芸名の由来や、どう命名されているかなどをお話していこう。理由を知れば一風変わった名前を見ても、そう驚かなくなるに違いない。 　先ほども軽く説明したが、セクシー女優の芸名は超絶普通から他に絶対被らないであろう特殊な名前まであり、多種多様だ。もっとも多いのはTHE・芸名チックな可愛らしさを強調する名前。「桜」「美」「遥」「音」「咲」「花」などセクシー女優から大人気のワードである。そして苗字＋下の名前をひらがなにするのはこの業界で頻繁に見掛ける光景だ。 　例を挙げるなら「美咲まいか（みさき-）」とか「桜花みゆ（おうか-）」や「遥あまね（はるか-）」と、こんな感じ。パッと見て字面がキレイなのも、美しい苗字＋ひらがなのセットが定番となる理由だと思う。 　また覚えやすさやインパクト重視ですべてひらがなや、ネタに走った名前、本名かと勘違いするような芸名などもよくあること。大半はキラキラネームを名乗るが、たまに変わり種が登場するので、ユーザーは見ていて飽きがこない。たまに名前が似すぎていて混乱しがちだが、今は女優の数が多いため、どうしてもテイストが被ってしまうのは仕方がない。