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離職率9割のベンチャー企業に「全く売れない」俳優が転職、年間50億円のトップセールスに躍り出るまで

 不安定な経済状況が続き、物価上昇や円安が進むなか、銀行に預けているだけではお金の価値がどんどん目減りしていく。そんななかで、新NISA制度が始まるなど、“貯蓄から投資”の機運が高まっている。 「今の時代は、お金を生み出すモノ=資産に換えて増やしていく意識が必要。ビル保有こそ最強の資産防衛策である」と話すのは、『御社の新しい収益基盤を構築する 区分オフィスビル投資術』(ビジネス教育出版社)の著者であり、オフィスビルの区分所有に特化した不動産投資を手がける株式会社アグノストリの代表を務める青木龍さん(34歳)だ。
青木龍

株式会社Agnostri(アグノストリ)代表取締役社長の青木龍

 資産運用や投資といってもさまざまな種類があるが、青木さんの言う「区分オフィスビル投資」はあまり知られていない。果たして、その真価とは? 実践法や魅力について連載を通して届けていく!

高校卒業後は芸能界へ「自分の可能性に賭けてみたかった」

撮影風景

※写真はイメージです。以下同

 はじめまして。中小企業の経営者や富裕層向けの投資ビルを売買仲介する不動産会社アグノストリを経営している青木龍と申します。  連載の第1回目では、まずは自己紹介を兼ねて私が不動産業界でどのような道のりを経て現在に至るのかお伝えしたいと思います。  現在は自分で会社を設立し、年間100億円の不動産売買を締結するまでになったのですが、じつはもともとは芸能界で仕事をしていました。しかし、まったくうまくいかずに挫折。そこから“根性”とか“執念”で這い上がってきたと言えるかもしれません……。  私は学生時代、小学2年生までサッカーをやっていました。その後、小学校3年生から高校1年生まで野球に打ち込み、強豪校からスポーツ推薦をもらって内定もいただいていました。しかし、いざ練習風景を見にいくと、“全国レベルの実力”に驚きました。自分との圧倒的な差を感じてしまい、落ち込んでしまったのを覚えています。  ずっと野球だけやってきたので、なんとも言えない喪失感に見舞われました。  結局、高校では1年で野球を辞め、友達とカラオケに行ったり、ラーメン屋でアルバイトをしたりと、学生生活を満喫していました。  そんななか、高校在学中に芸能の世界へ興味を持つようになったのです。  理由は2つありまして、ひとつは仲のいい同級生が芸能活動をしていて、ライバル心が芽生えたこと。もうひとつは、自分の可能性に賭けてみたかったのです。

俳優として「全く売れない」挫折を経験

 今振り返れば、相当無謀な挑戦だったなと思います。事務所に所属して、一応俳優だったのですが、“俳優”とは名ばかりで、仕事があればまだいいほうでした。  全く売れない。仕事なんてほとんどなく、生活をやりくりするお金はアルバイトから捻出していました。Web CMの広告モデルも経験しましたが、当時は雀の涙ほどのギャラで、食べていけるには程遠い。  俳優として売れることは、東大に合格するよりも難しい。次第に自分の中で、そう思うようになったのです。  一方、まわりの友人たちは大学に進学し、卒業するタイミングで結婚する人もいました。その姿を見たときに、鳴かず飛ばずだった自分の不甲斐なさを自覚しつつ、「本当にこのままでいいのか」という思いが込み上げてきました。  自分すら食えないのに、人を養えるわけがない。そこから“やりたいこと”と“やるべきこと”は違うのでは? という考えを持つようになり、現実を見ようと思いました。  頑張り次第でいくらでも稼げる仕事を探したところ、不動産業界に目が留まり、そのなかで不動産投資事業を手がけるベンチャー企業へ就職することになったのです。
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