“不動産投資”の闇。業界で横行する悪徳な手口とその実態
―[東京にビルを持とう。/青木龍]―
こんにちは。中小企業の経営者や富裕層向けの投資ビルを売買仲介する不動産会社アグノストリを経営している青木龍です。
物価上昇や円安が進むなか、お金を銀行に預けているだけではどんどん価値が目減りしていく。そんななかで、“ビル保有”こそ最強の資産防衛策だと思っています。
今回は、「不動産投資の闇」をテーマに、業界で横行する悪徳な手口とその実態についてお話していきたいと思います。
物件を業者が高値で売りさばくために…
相場感と比べて「賃料が適正かどうか」を見極めること
僕らも半蔵門駅から徒歩2分圏内にあるワンフロア40坪で築30年の物件を管理・運営していますが、そこの入居するクリニックの家賃は坪1万8000円です。
ペンシルビルに比べて圧倒的に立地が良く、業務スペースも広く取れる物件なので、どう考えても前出の坪2万7000円というのはおかしいと言えます。
「賃料が適正かどうか」を調べることがいちばん重要なのですが、不動産投資の初心者は築30年の物件と築10年の物件があったときに、銀行からの融資期間を長く取りやすいので、築10年のペンシルビルをどうしても選びがちです。
ちなみに、プロでも悪徳な手口に騙されることもあるのです。
僕がサラリーマンだった頃に、大手不動産企業が保有する物件を購入し、決済が終わった瞬間に、3テナントくらい一気に退去してしまうという事態を経験しました。
先ほどのようにテナント側とビル所有者の間で内々の決めごとがされていた典型的な事例です。
ビル所有者にとって、複数のテナントが同時に出ていってしまえば、“稼働率が悪い不人気物件”という見え方になるので、「売り手がつくまでは家賃免除するので待ってほしい」という口裏合わせをしているのですね。
こういったやりとりは、契約書上には一切記載されていないので、正直、防ぎようがないとも言えますが、「プロが素人に対して不都合を隠す」のは、非常に悪徳な手口であり、業界の闇として私は問題視しています。
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株式会社Agnostri(アグノストリ)代表取締役社長。1989年、東京都出身。小学校から高校1年まで野球を続け、厳しい監督に鍛え上げられる。22歳で事業系不動産に特化した不動産売買の会社に就職。中小企業の経営者をターゲットに、ビル売買の営業開拓を実施。その後大阪支店・名古屋支店の立ち上げに携わる。最終的に東京で課長職に就任。会社員時代は1人で50億円を販売しトップセールスに。2018年に独立し、東京都千代田区にアグノストリを設立。会社設立後、年間100億円ほどの売買を締結。著書に『2%の人しか知らない、3億円儲かるビル投資術』(ぱる出版)、『御社の新しい収益基盤を構築する 区分オフィスビル投資術』(ビジネス教育出版社)がある。X(旧Twitter):@agnostri_aoki
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