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57歳にして驚きの毛量…男の“頭髪の悩み”「シャンプー選びがすべて」だった

頭皮や頭髪に関する悩みは尽きない

 そんななか、20代の頃から美容師を続けてきたなかで、頭皮や頭髪にまつわる悩みや問題は、本当に尽きないと切に感じていたという。  具体的には「シャンプーを変えたら、急に髪質が悪くなった」「自分に合ったシャンプーを選ぶ方法がわからない」「今までずっと使ってきたシャンプーが髪に合わなくなってきた」などの悩みだ。 「こういったお客様のお悩みに対して、何か自分でもできないかと考えていたところに、シャンプーソムリエの創始者である関川忍さんとお会いしたのが、シャンプーソムリエの資格を取得するきっかけになりました」  シャンプーソムリエとは、一般社団法人シャンプーソムリエ協会(JSSA)が認定する資格で、全国に1000人ほどの有資格者がいるという。

ヘアスタイルに合わせてシャンプーを変える時代

三村浩章

ヘアケアやシャンプーに関する専門的知識を持つ資格制度「シャンプーソムリエ」でもある三村さん

「シャンプーの原料や成分に関する専門知識と、ヘアケアに必要な分子栄養学の基礎知識を身につけ、美しい髪と健康な頭皮へと導くヘアケア方法や最適なシャンプーの提案ができるもので、シャンプーソムリエは個々の髪質やライフスタイルに合わせて、最適なシャンプーを提案し、1人でも笑顔になってもらえるように働きかけていく役割を担います」    背景には、時代とともに価値観や生活様式が変化し、さらには数えきれないほどのシャンプーが世の中に出回るようになったことがあるという。 「私は数年前にシャンプーソムリエのディプロマをいただき、いろんな角度からお客様に対してシャンプーを提案しています。そのなかで思うのは、自分に合うシャンプーの判断基準です。毛質や傷みでシャンプーを変えるのではなく、『ヘアスタイルによってシャンプーを変えていただきたい』と私は考えています。パーマをかけたときはどうしても乾燥しがちで、髪のハリもなくなってしまいます。そのため、保湿系シャンプーを使って、髪の保湿に努めるといった具合です」
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正しいヘアケアとは?
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1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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