57歳にして驚きの毛量…男の“頭髪の悩み”「シャンプー選びがすべて」だった
普段の日常生活で、何気なく行うシャンプー。特に意識することもなく、髪を洗いがちだが、髪の健康を保つために非常に大切である。正しいシャンプーの仕方を実践しないと、髪の傷みや抜け毛、かゆみなどの原因になってしまう。
正しいシャンプーの仕方を聞く」では、滋賀県彦根市で美容室を経営し、シャンプーソムリエ(ヘアケアやシャンプーに関する専門的知識を持つ資格制度)である三村浩章さん(57歳)に話を聞いた。
後編となる今回はシャンプーに興味を持った原体験や、シャンプーソムリエとしてプロデュースするシャンプーブランド「SUSTAIR (サステア)」の開発背景などについて話を聞いた。
美容院を営む両親の下で育ったという三村浩章さん。自らを“シャンプーオタク”だと語るが、その原点は幼少期にあるという。
「幼少期からシャンプーやトリートメントにも興味がありましたが、当時は石油系界面活性剤入りシャンプーが今よりも毒性が強く、洗髪後はパサつきが気になっていたんです。そんななか、美容専門学校に通い、美容師免許を取得し、初めて勤めたサロンが自分にとって大きなターニングポイントになりました」
そのサロンで使っていたのはアミノ酸入りシャンプー。三村さんも試してみると、髪の毛がきしまず、とても使用感の良いものだったとか。
「これは今振り返っても大きな衝撃で、本当に大きなカルチャーショックを受けたのを覚えています。そこから、シャンプーの奥深さを知り、多種多様なシャンプーを使うようになったんです」
もうひとつの転機は30代前半に訪れた。当時は仕事と子育てに追わる、多忙な生活が何日も続いていたという。そんなある日のことだ――。
「急に自分の頭の臭いが気になるようになったんです。仕事のストレスからくるものだったと思いますが、よりしっかり洗うため、シャンプーを2回するようにしたところ、臭いがしなくなりました。そうした体験から『シャンプーは2度洗い』を心がけてきたおかげで57歳の今でも、髪の毛のボリュームを維持することができています」
前回の「
“シャンプーオタク”になった原点とは
就職先のサロンで衝撃を受けた「出合い」
1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている
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