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元吉本芸人が“新卒採用650人企業”の社長に。「今こそ飲みニケーションが大事」と語る理由とは

地図とコンパスがなければ、誰でも迷うもの

 他にも、「面接は、会社PRの場であり、若手を口説く場」や「会社として欲しくないことは都度しっかり説明する」など、優秀な人材を集めるための仕掛けが随所に張り巡らされている。 「何の説明もなしに、とりあえず南に歩いてと言われたら、誰だって何のために歩いてんねんってなる。これに似たことが、多くの企業の教育現場で起きてしまっている。 自分でキャリアをデザインする重要性が増しているからこそ、若手の将来像やキャリアパスにしっかり耳を傾ける。 その上で、他の会社でも通用するように、ちゃんと精緻な地図と正確なコンパスを与えつつ、若手社員に成功体験を積ませて成長を実感させていく。上司にはこれを期待したいですね」  優秀な若手人材を集め、若害の暴走を食い止めるのに特別なことは必要ない。 ■若者が集まる会社の3か条 ① 飲み会も社員旅行も推奨する ② 陰口・悪口は絶対言わない ③ 「なんか不満ある?」とは聞かない 【FIDIA代表取締役CEO・森武司氏】 FIDIA 森武司氏元吉本芸人 。NSC18期で、野生爆弾と対戦し30対0のフルボッコにされて引退を決意。貯金0円、4年間ニート生活、28歳まで実家暮らしなど、いわゆる「社会的弱者」から起業し、現在は年商146億円企業の代表取締役CEO。創業以来、18年連続増収増益中で、現在、ワクワクしながら本気で1兆円企業を目指す。Financial Times「アジア太平洋地域急成長企業ランキング 未上場日本一」、経済産業省「地域未来牽引企業」に選定され、「ベストベンチャー100」にも受賞される。著書に『スタートアップ芸人』(ダイヤモンド社) 取材・文/週刊SPA!編集部
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