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女優・見上愛が人見知りでも、唯一ナンパした意外な相手「話しかけなかったら、一生後悔する気がする」

同級生4人と立ち上げた雑誌で編集長の顔も

見上愛 不死身ラヴァーズ――りのは、運命の相手である甲野じゅんに対してまっすぐな気持ちを伝え続けますが、見上さんにもそのくらい夢中になってしまうものはありますか? 中高の同級生4人で雑誌作りをしているのですが、意見を出し合うときにお互いに否定をしないと決めているんです。みんなどんどん乗っかって意見を出していくので、そのときは本当に止まらないです(笑) ――『Muffin magazine(マフィンマガジン)』ですね。見上さんが編集長を務めているとか。 名目だけですけどね(笑)。みんなが好き放題に出したアイデアから、現実的なことを考えてそぎ落としていくのが私の役割です。 ――放送中のドラマ『Re:リベンジ』では週刊誌記者の役も演じています。見上さんなら、雑誌でどんな記事を読みたいと思いますか? 同世代の赤裸々な話を読んでみたいですね。中高大の友達とは、一緒にいる時間が長いから感覚が似てきちゃっていて、それが一般的なものだと思っているけど、実はそうじゃないんじゃないかという恐怖があって(笑)。 ――それは、演技にもフィードバックができそうですね。 確かに! いま普通に雑誌を買う人の視点で考えていて、お芝居のことはすっかり忘れていました(笑)

「苦手なことは人に任せてもいい」と気付けた中学時代

©2024「不死身ラヴァーズ」製作委員会 ©️高木ユーナ/講談社

©2024「不死身ラヴァーズ」製作委員会 ©️高木ユーナ/講談社

――ちなみに、学生時代の見上さんはクラスの中でどんなタイプだったんですか? 小中高と人間性がけっこう変化しているんです。小学生のときは、委員会決めのときの決まらない時間に耐えられなくて、手をあげちゃった結果、リーダーっぽい役職をやっていたんです。周りからはリーダーっぽい子に思われているけど、実はそんな気質はない、みたいな感じでした。 でも、中高のときはリーダーっぽい子たちが集まっている女子校だったので、みんな自我が強くて、逆に委員会では役職の取り合いなんです。 そこで「自分が得意なことはやればいいけど、苦手なことは人に任せてもいいんだ」と思えるようになりました。それが、たぶん中2、中3ぐらいで、それからはポジティブマインドになって、ちょっと生きやすくなった気がします。
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見上愛が本をボロボロになるまで読み込み、胸の中で温め続けている役とは
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