3種の座面で味わう、逃げ場なきサウナ! 草加に生まれたアツアツ“天国”【ミスSPA!2023 萌花/ベストサウナvol.28】
週刊SPA!主催の新人発掘オーディションを勝ち抜いた「ミスSPA!2023」たちによる、連載「ベストサウナ」。第28回は『サウナヘヴン草加』をレポートする。
●今回のサウナー・ミスSPA!2023 萌花ちゃん
’01年、神奈川県生まれ。T160 B80 W60 H85。「美少女mining 2022」にて一般成人部門1位を獲得。公式X、インスタ(@14moeka_)
’23年12月、聖地・草加健康センターを擁する埼玉県草加市に、新たなサウナ施設が誕生した。草加駅東口より徒歩5分。草加市役所の目の前にオープンしたサウナヘヴン草加のコンセプトは「フィンランド式公衆サウナ」だ。フィンランドサウナといえば、湖畔のサウナ小屋といったイメージが強いが、実は市街地にもサウナがあり、多くの人たちの憩いの場になっている。
サウナ室に設置された2基のストーブは、どちらもMETOS製。フィンランドでは薪サウナが基本だというが、ヘルシンキの「ウーシサウナ」(レストランと融合したサウナ)を参考にし、同店は電気ストーブを採用した。
電気ストーブ式サウナのメリットはどこにでも配置ができること。中心に置かれたIKIストーブでは360度を囲んで輻射熱を楽しめ、対流型のZIELストーブは部屋全体に熱を送る補助ストーブ的な役割を果たす。フィンランド規格に合わせたオーバースペック気味のサウナ室は、どの場所でもアツアツの蒸気浴を楽しむことができる。階段状の座面や寝転べるベンチなども面白く、それぞれ異なる体感を味わえるのが魅力だ。
●Point:階段状座面と寝サウナ。好みに合わせて楽しめる
フィンランド式サウナなのでスタッフが扇ぐアウフグースはないが、ロウリュは毎時30分(18時以降は1時間に2回)に行われる。セルフロウリュのルールも特徴的で、自身の退出時に水をかけていくことを推奨。これは、ヘルシンキ最古の「コティハルユサウナ」の慣習を参考にしていて、これならばセルフロウリュをするときの妙な気まずさがない。他人のためにロウリュをすることで、こんなにアツい気持ちになれるのかと胸に染みた。
●Point:退出時にロウリュするのが、サウナヘヴンの流儀
水風呂は、草加市の水道水を濾過して、独自の条件を満たしたセッティング。深さは60㎝と浅めの設計で、あえてバイブラを入れずに、ゆったりとしたクールダウンを意識しているという。
休憩は外気浴スペースのほかに、広い脱衣所の利用もおすすめ。直結の喫煙所があったり、飲み物を注文できたり、交流の場所としても使える、まさにフィンランドスタイルの保養空間がそこに広がっていた。草加健康センターがあるだけでなく、まるで銭湯のように生活の一部として身近に公衆サウナが根づきつつある草加市。このアツアツ天国を求めてホンキで引っ越しを考えたくなりそうだ。
<取材・文/森野広明 撮影/三橋直人>
草加に生まれたアツアツ“天国”
3種の座面で味わう、異なる熱波。隅から隅までアツい逃げ場なきサウナ!
<取材・文/森野広明 撮影/三橋直人>
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