更新日:2024年11月25日 16:13
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「ドラッグストア業界1位と2位の統合」で超大型チェーンが誕生。浮上する商売敵の“意外な正体”とは

コンビニとは違い、立地別で棲み分けが進む?

 地方に地盤を置くチェーンの状況は厳しく、ドラッグストア業界は市場規模が伸び続けるなかでも業界再編を進めてきました。医薬品需要が伸びているため今後も市場は伸びる見込みですが、再編は今後も進みそうです。そのうえでコンビニのように3社が全国で勝負するという形よりは、立地別に分かれていく形になると考えられます。  地方はイオン主導のもと、ウエルシア・ツルハ系列が勢力を伸ばしそうですが、関西以西は九州地盤のコスモス薬品が抑えています。また、首都圏や近畿の駅前立地はマツキヨココカラ&カンパニーが抑えており、上記のように化粧品という強みを持っています。各社にとって同じ業界内ではなくスーパーやコンビニなどが強力なライバルになるかもしれません。ドラッグストア業界の今後に注目です。 <TEXT/山口伸>
経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 Twitter:@shin_yamaguchi_
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