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晴海フラッグ周辺で多数発見「謎のキーボックス」の正体は?中国人“闇民泊”の実態

富裕層専門の“超”闇民泊

「ウチの場合、コネだけでひっそり運営しているスーパー闇民泊みたいなものだよ。ほかの中国人の闇民泊とはちょっと違う」  こう語るのは中国東北部出身で、周囲からは“東北マフィア”の一人と目されている鄧某氏(仮名)。彼が営む闇民泊は、どう違うのか? 「合法だろうが、違法だろうが、普通の業者はいかに集客して、空室状態にせず、回転させるかで勝負してるわけだろ。ウチはそうじゃない。  晴海にも一室あるけど、俺の会社が持っている都内のタワマンや一軒家を、中国のVIPに貸し出して特別なサービスを提供することで、一撃数百万のカネが取れる。  そんな太客が月に2~3組来る感じかな。でも、一般の業者のようにSNSで集客したりしない」  そこには、“深淵なる”意図があるのだという。 「儲けることが目的じゃないから、お客さんはすべて紹介経由。VIPにいい思いをしてもらって、次のビジネスに繋げるための接待のようなものだね。中国共産党のお偉いさんもお忍びで来たりするよ」

VIPをクスリや女体盛りで接待

 鄧氏が所有する物件はすべて数億円以上の高級物件。VIPが訪れると、ご用聞きの世話人が常駐し、あらゆる要求に応えるという。 「近年の中国は腐敗撲滅のスローガンを掲げているから、VIPたちが安心して遊べる場所が少ない。だから日本に来たら、思いっきり羽を伸ばしたいんだよ。  だから、こちらもその要望に応える。女、クスリ、何でも用意してやる。高級寿司屋の職人を部屋に呼んで行う寿司パーティや、女体盛りも人気だね」  そして最後はお好みの薬物でやりたい放題という、まさに文字通りの酒池肉林である。 「相手次第だけど、これで宿泊料金だけで最低100万〜200万円はいただき、オプション次第ではもっと払ってもらうことになるね」  一流ホテルになればなるほど、危ない遊びはやりにくい。秘密を守れる信用できる人物が営むというところに、スーパー闇民泊の需要があるのだろう。 取材・文/週刊SPA!編集部
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