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銀座ホステスが伝授する「初対面の相手から嫌われない」会話術

自分の話にすり替えないこと

ビジネス男女 お相手の話題を奪って、自分の話にすり替えてしまう方もいらっしゃいますね。例えば、お客様が「今週末はガールフレンドとマレーシアに行くんだ」と話していらっしゃるとします。そこで「私は今日、シンガポールから帰国したんです」と返してしまう女の子は、どんなに綺麗で可愛くてスタイル抜群でも残念ながら人気が出ません。  先ほども申し上げた通り、人は他人に興味がありません。初対面ならなおさらです。シンガポールのことはいったん忘れて、ガールフレンドとマレーシアのお話をさせてあげてください。  人は承認されたい生き物です。それを逆手に取って、お相手に気持ちよくおしゃべりさせてあげましょう。「良い子だな」「もっとよく知りたいな」と感じはじめたお相手が「キミは旅行は好きなの?」とお尋ねになったとします。そこでやっと自分語りが許されると思ってください。  聞かれてもいないことをベラベラと話すのは得策ではありません。また、聞き役に徹することは、お相手の情報を収集する良い機会でもあります。好きなブランドや食事の好みなどを覚えておくと良いですよ。

お相手の言葉を否定しないこと

   嫌われる人の話し方の特徴のひとつに「いや、でも……」を多用することなどがあげられます。例えば「今日、会社で上司にひどく叱られてしまった」と、お相手が愚痴をこぼしたとします。そこで「いや、でもそれはお前が悪いよね」と、頭ごなしにお相手を否定してしまう男性は、どんなにイケメンでマッチョでもモテません。  そこは「そうなんだ……それは大変だったね」と、お相手に寄り添いましょう。目の前でしょんぼりしているお相手をほったらかして、会ったこともないどうでもいい上司の肩を持つのは賢くありません。初対面ならなおさらです。  まだあなたへの警戒心のあるお相手に対してファイティングポーズで挑めば嫌われるのは当然です。「いや、でもそれはお前が悪いよね」と、あえて言わなくてはならない場面もいずれあると思います。しかし、それは2人の関係がもっと成熟してからにしましょう。
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否定を否定しない
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1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務する傍ら、キャバ嬢デビュー。結婚、離婚、地方の激安キャバクラを経て、現在は銀座ホステスとライターを兼業。X(旧Twitter):@mizuechan1989

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