銀座ホステスが伝授する「初対面の相手から嫌われない」会話術
大人の社交場・銀座のクラブにホステスとして勤めているみずえちゃんと申します。怖いもの見たさからか(?)お店へ遊びに来てくださる勇敢な読者さんがちらほらいらっしゃいます。私のような偉そうなおばさんのためにありがたいことです。
夏真っただ中です。お盆休みのご予定はお決まりですか?パートナーを募集中のそこのあなた。帰省先で合コン、マッチングアプリで出会った異性と初デートなどなど、刺激的な夏の恋を思い切り楽しみたいですね。
人間関係は第一印象の良し悪しで決まります。若くて可愛ければその場にいるだけで主役です。やはり20代の女の子は華やかで、瑞々しくて良いもんです。第一印象はバッチリ。ニコニコしているだけで圧勝です。私もかつては20代の女の子だったのでよく知っています。
では、若くも可愛くもないおじさんおばさんには勝ち目がないのかと言われると……そりゃそうでしょと答えたいところなのですが、それでは身も蓋もない。
そこで今回は、初対面の相手から嫌われず、良い印象を与える会話術について解説してみたいと思います。
好印象を与えるコツを掴んで、恋愛市場で無双してください。若い子と張り合うとなると圧倒的に不利になりますが、同年代のライバルなら蹴落とせます。また、初対面時の印象さえうまくコントロールできれば、お仕事もよりスムーズに進められるはずです。
ご存じの通り、ホステスのお仕事は聞き役に徹することです。お客様は同僚やご家族には話せない愚痴やご相談、またはガールフレンドとの馴れ初めなどを聞いて欲しくて私たちのところへいらっしゃいます。
私たちはお客様が気持ちよくおしゃべりできるように、気持ちの良いタイミングで相槌を打ちます。「この子と話すのは気持ちいい」とお墨付きをいただき、繰り返し繰り返しお店へ足を運んでいただく。それが私たちのお仕事(の一部)です。
聞き上手になることこそがモテへの近道です。「話しやすい」「もっとおしゃべりしたい」とお相手に好印象を与えることができれば、次回のデートの約束への誘導もスムーズでしょう。
「聞く8:話す2」の割合で、相槌には「さすがです!」「知らなかった!」「スゴイ!」と、お相手を肯定する言葉を添えてあげてください。
人というのは、基本的には他人に興味がないものです。ご自身の前髪がちょっと寝癖気味だったり、靴の先が汚れていることには気が付くけれど、久しぶりに会う友人の顔のホクロが除去されていたとしても、なかなか気が付かなかったりするものです。なぜなら興味がないからです。
だから会話は、「聞く8:話す2」の割合で。お相手は基本的にはあなたに興味がないのだ、という前提をお忘れなく。
反対に自分の話ばかりしてしまうと印象は最悪です。初対面のお相手に対して、幼少期のトラウマや、聞いていてこちらまで辛くなるような不幸話をする方がいらっしゃいますよね。距離感がバグっているとしか思えません。そういう話はもう少し仲良くなってからしましょう。
本日も、これまでに私がお酌をさせていただいたおじさま方との実体験をもとに、夜遊びやモテに関する情報を発信させていただきます。
第一印象の良し悪しがその後の関係を左右します
ホステスのお仕事は聞き役に徹することです
1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務する傍ら、キャバ嬢デビュー。結婚、離婚、地方の激安キャバクラを経て、現在は銀座ホステスとライターを兼業。X(旧Twitter):@mizuechan1989
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