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電車内で痴漢された女性を「全員が見て見ぬふり」犯人を叩いたら…“最悪の事態”に発展

 日々多くの人たちが利用する電車。電車内で迷惑な行為をする乗客に腹が立った経験は誰でも一度はあるだろう。  これだけSNSが普及して、バレたら人生終わりになりかねないにもかかわらず、いっこうに無くならない「痴漢」。女性で満員電車を敬遠する人は多いんじゃないだろうか。

朝の電車で冴えないサラリーマンが…

電車

※写真はイメージです。以下同

 筆者(現役グラドル兼ライターの吉沢さりぃ)は昨年、子どもが生まれたので、さすがに朝まで飲み歩くことはなくなったが、それ以前は毎日……いや、週8日くらいの勢いで飲んでいたので、そのぶんトラブルも多かった。  西新宿にある柏木公園で知らないオヤジと乾杯し、寝落ちして起きたら昼だったとか、近所のビルとビルの隙間で半日以上寝てしまって警察に起こされたとか、覚えているだけでもとんでもないエピソードが多く、書けないことがほとんどだが、筆者が泥酔しているという点を加味しても電車内においてはムカついた経験がある。  何軒かハシゴ酒をした帰り道のこと。  当時住んでいたのは中野。朝8時過ぎ、通勤時間帯の中央線に乗り込み、手すりをつかんだ。酔っていたので座りたいところだったが、中央線の下りは地味に混んでいる。  財布の入ったショルダーバックを斜めがけにして、左手には手すり、右手には仕事道具のPCバッグを持っていた。電車の揺れが妙に心地よく、瞼が半分閉じかかっていた頃。

お尻に違和感「思いっきり叩いてやった」

 筆者はお尻に違和感を覚えた。瞼をガッと開き、違和感の正体を突き止めようとした。  そこには、冴えないサラリーマンの手がある。この日はスッピンメガネでジーパンにパーカー。筆者のグラドルとしてのウリであるKカップは全くアピールしていない。いま思えば、よくこんな姿で新宿まで飲みに行っていたなぁと。 「朝からこんな女のケツ触りたいなんて、男って本当に気持ち悪いなぁ」と思いながら、無言で振り向いてPCバッグでその男の太ももを思いっきり叩いてやった。  男が面白いくらいに“ギョ!”っとしたので笑いそうになったが堪えた。  きっと「この地味な女ならばケツを少しくらい触っても何も言ってきやしないだろう」とふんでいたんだろう。バツの悪そうなサラリーマンを真っ直ぐ見つめ、「謝ってくれたら許してやろうかな」という気持ちでいた。しかし、予想外の展開が待ち受けていたのだ。
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老人が大声で「何をやっているんだ!」
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ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

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