「コープと一体化した駅」がある個性派ローカル鉄道を巡ってみた。2027年末休止方針で鉄道ファンが集結
―[シリーズ・駅]―
燃料や設備管理にかかるコストの高騰、人件費の上昇などで苦しい経営を強いられている鉄道業界。コロナ禍で激減した利用客は回復してきたとはいえ、以前の水準には戻っていない。
特に深刻なのが規模の小さな地方の私鉄や第三セクター鉄道。なかでも青森県弘前市を拠点に2路線を持つ弘南鉄道は、このうち中央弘前―大鰐間の13.9㎞を結ぶ、大鰐線を27年度末で休止する意向を示している。
しかも、雑誌の休刊が廃刊と同義語であるように、こちらも再開を前提としていない事実上の廃止だ。
そこで大鰐線に乗るべく弘前へ向かった筆者。このローカル私鉄で沿線を巡ってみることにした。

中央弘前駅に停車中の弘南鉄道大鰐線
まるで時間が止まったかのようなレトロな雰囲気の中央弘前駅

中央弘前駅

最勝院五重塔
見覚えのある車両は、東急で走っていた車両だった!

大鰐線の車両は、東急から譲渡されたもの
なお、列車は基本的に2両編成。車内を見回すと、ほかとは形の違うハート形のつり革を発見。複数の鉄道会社で同様のつり革は設置されているが、弘南鉄道の場合は1両に1個だけ。でも、それ以外の普通のつり革もよく見ると、沿線が一大産地となっているリンゴをイメージしたデザインになっていた。

弘前学院大前駅

津軽大沢駅と、隣接する大鰐線の車両基地
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フリーライター。鉄道や飛行機をはじめ、旅モノ全般に広く精通。3度の世界一周経験を持ち、これまで訪問した国は50か国以上。現在は東京と北海道で二拠点生活を送る。
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