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「卒乳が遅いと歯並びが悪くなる」ってホント?祖父母世代の“ときに残酷な”育児のアドバイス

周囲の大人は、母親より先に不安を口にしてはいけない

祖母 そんな若い母親に、「あそこの子はもう歩くのに、うちはつかまり立ちもまだなんて、大丈夫?」なんて言うなんて、想像を絶するくらい残酷なことだって、知っておいたほうがいい。  祖父母は、母親をリラックスさせるためにいる。彼女の心配に「大丈夫、大丈夫」と言ってやる立場なのに、心配の種を作ってどうするの?  もちろん、「絶対におかしい。なんとかしなければ」という事態ならアドバイスをすべきだけど、「ちょっと不安」程度なら口にしないこと。誰よりも、孫の母親自身が心配している。母親が心配を口にしたときは、親身になって聞いてあげよう。杞憂にすぎないと感じたら、経験談で安心させてやればいい。

卒乳は「自分か息子が嫌になったとき」

授乳する女性 私の子育て時代(息子は1991年生まれ)、「1歳で乳離れ」が、なぜか鉄則だった。1歳児検診のとき、まだ卒乳を始めてもいないと言ったら、小児科医と栄養士に、ひどく叱られることになった。「歯並びに問題が出るし、だらだら授乳していると犯罪者になるよ」とまで言われたのである。  私は、事前に母乳学の本を読んで、卒乳を「私が嫌になるか、息子が嫌になるか、そのどちらかのとき」と決めていたので、結局4歳まで続けた。
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卒乳が遅くても歯並びや人格形成に何ら問題ない
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(株)感性リサーチ代表取締役社長。1959年生まれ、奈良女子大学理学部物理学科卒業。コンピューターメーカーでAI(人工知能)開発に従事、2003年現職。『妻のトリセツ』『夫のトリセツ』がベストセラーに。近著に『息子のトリセツ』『母のトリセツ

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AI時代の子育ては
祖父母がキーパーソン

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