更新日:2024年10月04日 12:15
ライフ

都会から“屋久島の森”に移住した独身女性のリアル「移住費用は全部で4万円くらい」

犬を飼ってよかったなと思う

すずさん

ときには野生のサルに遭遇することも

――サルが襲ってくるようなことはないですか? すず:食べ物を手に持っていたり、こっちが何かをしない限りは襲ってくることはないですね。最低限の注意は払うように心がけています。 ――ちなみに、すずさんのYouTubeチャンネルやSNSに出てくる愛犬の「ロン」ちゃんですが、屋久島に来てから飼っているのですか? すず:そうです。屋久島犬のミックスで雑種みたいな感じなのですが、屋久島犬の血が多めと聞いています。尾之間の一軒家に住んでいるとき、大家さんの家に犬が生まれて、「飼ってみたら?」と言われたんです。大家さんが家で飼っていいと言ってくれたので、「だったら飼おうかな」と。  ただ、飼うにもお金がかかりますし、最初は少し悩んでいたのですが、大家さんに「一人で暮らしているんだから、犬でも飼え!」って言われて(笑)。ロンがいてくれると心強いですし、今では飼ってよかったなと思っています。

薪割りも釣りもDIYも、移住してから初体験

――食べ物はどこで買っているのですか? すず:車でスーパーに行って買うこともあるのですが、農園でバイトをしている繋がりで野菜や魚がもらえたり、あとは海に魚を釣りに行ったり……。冬は捕れないことも多いですし、野菜の収穫量も少なかったりするので買うこともあるのですが、やはりお金もないので物々交換をしたりしています。農園のスタッフの方々は優しくて、野菜や果物をたくさんくれるんです。あと、農園がお付き合いのある他の場所からもらってきたものをお裾分けしていただくこともあります。 ――屋久島に移住される前から釣りの経験はありましたか?それと、山小屋の補修をしたり、薪を割ったりもされていましたが、そういったことも以前から経験があった? すず:どれもしたことがなくて、こっちに来てから地元の方に釣りに連れていってもらったり、自分で家具の補修をしたり…やらざるを得ないっていう状況なのもありますが、移住してから始めたことばかりです。山小屋の大家さんが「自由にDIYをしてもいいよ」と言ってくださったので、キッチン棚を補修したり、いろいろ頑張っています。
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家にエアコンやお風呂がないため、「川風呂はルーティン」
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千葉県出身。専修大学を卒業後、広告業界を経て起業。「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の取材をはじめ、複数のスポーツ・エンタメ・ニュース系メディアで連載企画・編集・取材・執筆に携わる。X(旧Twitter):@buhinton
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