カーライフ

ノルマをクリアできないと激詰め…最低な上司の行為が招いた「カーディーラー営業マンの悪行」

 カーディーラーの営業マンだって人の子。多かれ少なかれ悪い人はいます。高額な商品を取り扱っているとはいえ、全員が善人というわけではありません。国内メーカー系ディーラーに筆者が勤めていた4年の間でさえも悪行を働いた営業マンを複数見てきました。そのうちの3つの悪行を暴露します。

嘘で塗り固められた車庫証明

カーディーラー

写真はイメージです

 日本国内の法律上、車を買うためには自宅や使用の本拠から半径2km以内に車を停めるための駐車場を確保しなければなりません。その申請を車庫証明として警察に提出するのですが、ここで不正を働いた営業マンがいました。  とある顧客の新車を受注した営業マンのAさんは、顧客の自宅近くに駐車場がないという事実に直面していました。営業マン歴10年を超えるAさんは、古くから知る不動産業を営む顧客に頼み、虚偽の申請をするための駐車場を書類上だけ用意してもらいこれで車庫証明は無事に申請できたのですが、これは「車庫飛ばし」という、れっきとした不正行為。バレたらただことでは済まないですが、もう過去の話なので暴露しました。

懇意にしている顧客から引き取った中古車を横流し

 筆者と同じ店舗で働いていた営業マンのBさんは店舗内では2番目の古株。多くの顧客を抱える営業マン。営業マンを続けていくと高齢のために車を手放したい、であったり、使わなくなった車を廃車したい、といった相談を受けることがあります。  普通の営業マンなら会社を通して中古車買取をするのが基本のフローなのですが、Bさんは知り合いの中古車買取の営業マンにその車を売却して紹介料を得ていました。会社からしたら横領行為に値する事案なのでバレたら大事になりますが、うまく立ち回っていたのでばまだバレていないようです。
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苦し紛れのカラ契約
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埼玉県在住の兼業ライター。大学卒業後、大手日系自動車ディーラーに就職。その後、金融業界の業務・教育支援を行う会社に転職し、法人営業に従事しながら、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP資格を取得。X(旧Twitter):@gengen801
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