更新日:2024年11月21日 19:15
恋愛・結婚

夫婦でラブホに来たら「この前の人ね」と話しかけられ…“まさかの誤解”が離婚話に発展

悲劇はガードマンの一言から始まった

工事現場 高嶺さん夫婦は、大満足で車に乗り込みラブホのガレージから道路へ出ようとした時、いきなりガードマンに制止されました。どうやら、ラブホの前で道路の舗装工事が始まっていたそうなのです。  数分待って、ようやくガードマンの制止合図がなくなったので、高嶺さんは道路に出ようと少し前進した際、ガードマンの影になって見えていなかった赤色のコーンが邪魔なことに気づき、窓を開けてガードマンに「すみません、そのコーンを少し右側に移動してもらえますか?」と言ったそうです。  すると、ガードマンは慌ててそのコーンをどかし、わざわざ運転席に近寄ってきて「ごめんね!もう通れるからゆっくりね」と誘導してくれました。しかし、次の瞬間――。 「そのままゆっくり出ようとした時、ガードマンがまた近づいてきて『あー、この前の人ね。すみませんね、昨日から工事が始まったんですよ。迷惑かけます』と話してきたんです。私は、この人、何か人違いしているなと思ったのですが、それよりおなかが空いていたので気にせずにラブホを出ました」

時間差で煮えくり返ってきた妻の怒り

 自宅に向かって走っていると、どうも映美さんの様子がいつもとは違うことに気づき始めます。 「いつもはよく話す妻が、ラブホを出たあたりから急に無口になったんです。すると、『ねえ、あなたこのホテル誰かと来たことあるの?え?誰と来たの?あ、この前、車で会社に行って帰りが遅くなった時でしょ!ねえ、正直に話してよ!』と、どんどんヒートアップするので、急遽一つ前の出口で降りて妻を説得させようとしました」  しかし、映美さんのヒートアップは止まるどころか、どんどん激しくなり、挙句の果てに「もう離婚よ!ずっとだましていたのね!」と、すでに手のつけようがないくらいの激昂ぶりになっていたといいます。 「とばっちりもいいところですよ。こんなに妻が激昂するとは想像もしていませんでした。しょうがないので、結局ホテルまで戻りガードマンに人違いを証明してもらうことにしました」  再びラブホに向かった高嶺さん。幸いにも、まだ工事中で、人違いされたガードマンのそばに車をつけ「おっちゃん、さっき俺に『この前の人ね』って言ってたけど、それ、人違いだよ。俺の顔よく見てよ」と、少し語気荒く話すと、じっと高嶺さんの顔を見つめていたガードマンは、しばらくして「あ、ゴメン。あんた、ここの従業員の人に似とるわ!そんな若くないわ。はは……」と、悪びれもせず人違いを認めました。  さっきまで修羅場と化していた高嶺さん夫婦ですが、誤解が解けたことで仲直りし、なんともう一度ラブホに潜入したのだとか。 <TEXT/ベルクちゃん>
愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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