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SKE48・青木詩織「焼津に生まれてよかった」最後の凱旋ライブで伝えたかったこと

前のめりに地を蹴って

SKE48・青木詩織「焼津に生まれてよかった」最後の凱旋ライブで伝えたかったこと

『前のめり』は卒業発表までの期間、心を支えてくれた楽曲だという(c)2024 Zest, Inc.

本編の最後は『前のめり』で締め括られた。ファンの前で卒業を発表するまでの期間中に聴き、辛かった時期に背中を押してもらっていたのだという。歌詞の通り、新しい世界へと駆け抜けていく準備は整ったかのように、曲中に何度もあるソロパートを全力で歌う青木。そのスタート地点は自身の故郷であり、苦楽を共にしたTeam KⅡのメンバーと会場に集ったファンが門出を後押しする。なんて多幸感に満ち溢れた空間だろうか。やがて会場全体に“おしりんコール”が湧き起こりアンコールが発動した。
SKE48・青木詩織「焼津に生まれてよかった」最後の凱旋ライブで伝えたかったこと

『逆上がり』

新衣装に着替えてステージに戻ってきたメンバーたちは『逆上がり』から再びライブをスタート。以前、グループの冠番組で実際に逆上がりに挑戦し、人生初成功したエピソードが重なっているという。そして、楽曲はライブタイトルにもなっている『それを青春と呼ぶ日』へ。この楽曲は2013年当時、卒業を発表していた矢神久美、小木曽汐莉らに贈られた卒業ソング。彼女たちが旅立った日本ガイシホールでのコンサートは、青木ら6期生が初めて出演したコンサートだった。メンバーたちの頭上を通過していった卒業生9人の後ろ姿を見ていた彼女が、この楽曲と共にSKE48を卒業しようとしている。ステージに立つ姿は指折りで数えるだけ。アイドルでいる“最後”の瞬間がまもなく訪れようとしている。2番の歌詞を荒井と一緒に歌う姿からも強く感じる場面だった。
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最後の最後までやりたいことを詰め込んだ
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