恋愛・結婚

“妻が不倫に走りやすい夫婦”の特徴。「専業主婦」と「共働き」で大きく分かれる価値観。「物足りない」と思われる夫の例も

「専業主婦」と「共働き」で大きく分かれる価値観

 男性が不倫するときに使いがちな嘘といえば、「仕事の付き合いの飲み」やら「急な出張」やら、とにかく仕事にまつわるものが大半です。ともすれば、予定を入れた時点では本当のことだったが、思いがけない展開からつい魔が差した――なんて場合もあるでしょう。  等しく女性が仕事に出ていれば、なんのことはありません。そうした男性たちと同じ立場・状況が発生しているだけです。出会いも生まれやすいし、言い訳もしやすいし、稼いだお金も手元にある。  そもそも、専業主婦であれば相手に不満を持っていても、現在の状況や将来への不安から、不倫までのハードルはかなり高いです。共働きであれば、無理に我慢をするくらいなら相手と別れたほうがいいと、開き直る自由があります。  くわえて、古い価値観がいまだに暗い影響をもたらしている側面も存在します。共働きであれば、家事も分担しなければ不公平が生じますが、まだまだ「家事は妻の仕事」と思ってしまっている男性も少なからずいるのです。  一方でアップデートが進んでいる男性が多数いることも女性は知っていますから、「家事をやらない夫」のお世話係まで兼任する必要がないとわかっています。だからこそ、夫に見切りをつけやすいし、不倫の動機も高まりやすくなるのでしょう。

若い妻が「物足りない」と感じてしまえば…

 共働きかつ、自分より明確に若い相手となると、不倫問題はさらに発生しやすい構造下にあると言えます。  同世代とは決して言えないくらいに歳の差があると、生活習慣や今この瞬間の人生に求めるものに対するジェネレーションギャップが、どうしても生まれやすいためです。  年上の夫としては、「おうちでゆっくり過ごすのが幸せ」と心から思える生活が、若い妻としては「物足りない」と感じてしまうこともありえます。  同世代の友人に独身が多いほどに若い年齢だと、彼ら彼女らは自由に遊んでいるのに……といった不満が生じるような事態も想像に難くないでしょう。魅力的な相手からの声がけが多いことも言わずもがなです。  もちろん、「結婚する覚悟」が不足しているだけの女性と言ってしまえばそれまでのこと。素晴らしい夫や平穏な結婚生活を過小評価して、ドツボに自らはまろうとしている女性も存在します。
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不倫が増えたのは、自立した女性が増えている証拠?
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結婚相談所マリーミー代表取締役、恋愛・婚活アドバイザー。 1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピーを創業。そこで培ったマッチング能力・人材発掘力を生かし、2009年に結婚相談所マリーミーを設立。日々カウンセリングを行いながら、セミナーの開催、テレビやラジオへの出演など幅広く活動中。著書に『ワガママな女におなりなさい 「婚活の壁」に効く秘密のアドバイス』(講談社)、『モテ理論』(PHP文庫)など

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