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「食べてるのに帰らせるのかよ!」“駅そば店員”を苦しめる迷惑客。“閉店時間が過ぎても”居座り…

「ネギダブルで」度を超えた無料サービスを要求する客

青ネギ クレーマーというほどでないが、駅そば店は値段設定が低いからか、ときに度を超えたサービスの要求するお客が来店しがちだ。  例えば、筆者の働いている店舗はかつては通常の量の1.5倍を提供する「ネギ大盛り」は無料サービスで、常連には必ず頼むお客もいた。  ただし、1.5倍といっても毎回計量してから提供しているわけではなく、特に繁忙時は「なんとなく1.5倍」の場合もある。その無料サービスに対してお客から「もっと多くして」と言われたことは一度や二度ではない。  中には「ネギダブルで」とさらに調子に乗ったお客もいた。そんな無料サービスはない。おかげで今年からネギ増量は有料となった。

駅そば店に対する「高すぎる要求」は他にも

 また、そば・うどんメニューに「半熟卵+きつね+天かす」がトッピングされていて420円とかなりお手頃な朝限定商品がある(ちなみに「かけそば」は340円)。  この半熟卵を「生卵に替えて」または「煮卵に替えて」と要求するお客もいる。たしかに卵類は単品すべて100円だが、販売数や仕入れ、仕込みの手間などを考慮し、時間を限定してお値打ち価格で提供しているのが限定メニューなのだ。  半熟卵から生卵への変更は許容できても、煮卵はさすがに断っている。  他にも、「中華そば」の注文時に「麺硬めで」と要求してくるお客も少なくないが、ここはそういう店ではない。  店のマニュアルにもあるように衛生面や商品の品質を確約できない以上、「麺硬め」は駅そば店には過度な要求と言える。
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閉店間際に来店した客のはらわた煮えくりかえる一言
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ライター。体験・潜入ルポ、B級グルメ、芸能・アイドル評などを中心に手掛ける。X(旧Twitter):@bonnieidol

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