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【大阪市職員入れ墨問題】について彫り師に聞いてみた!

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背中のタトゥー (画像はイメージ)

 橋下徹市長の号令一下、大阪市が教職員を除く職員を対象に実施した入れ墨の有無を尋ねる調査を行ったところ、入れ墨をしていると回答した職員が100人を超える見通しであることが判明し、話題になっている。  同調査について「人権侵害だ」「いや、公務員に入れ墨などおかしい」「是非はともかく100人も彫ってる職員がいるって多すぎw」などとネットでも意見が分かれているが、実際に入れ墨を彫る側はどう思っているのだろうか?  都内でタトゥースタジオを営むA氏は語る。 「全職員が3万5000人もいるんでしょ? ワンポイントの図柄も含めていることや、大阪という土地柄も含めると100人いるのもまぁ不思議じゃないかなぁという気もするね。俺のところに来るお客さんも、公務員じゃなくても堅い職業の人もいるよ。確かに、タトゥーは、見て怖く感じたり不快に感じる人もいるとは思う。それは俺たちも十分理解しているよ。だけど、人に接する仕事でも見えないように配慮すればいいんじゃないかな、とは思うね」  やはり、当然のことながらやや擁護よりの意見かと思いきや、今回の大阪の一件については言いたいこともあるという。 「ただね、あくまでもこれは俺の個人的意見だけど、大阪の件は公務員の話でしょ。入れ墨って”アウトローとして自由を得る代わりに安定を捨てる”という感じのある種”決意表明”だと思うんだ。だから、公務員っていうめちゃくちゃ安定している身分を維持しながらタトゥーも入れるってのは調子良すぎじゃね? って気もするんだよね。アウトローで生きるつもりなのに配置転換くらいでガタガタ言うなって。まぁ、これは俺が公務員嫌いなのもあってのやっかみかもしれないけどさ(笑)。あ、でも橋下市長も別に好きではないけどね(笑)」  彫る側から出た意外な見解。一理あるようにも思えるし、そうでないようにも思えるところ。この問題、果たしてどのように決着するのだろうか?? <取材・文/日刊SPA!取材班 画像/wolfgangfoto by Flickr>
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