「成績表は1ばかり」中卒・元非行少年の23歳ホストが「司法試験予備試験」に合格した“執念の逆転劇”
新司法試験制度の施行から20年を数える2025年、司法試験予備試験合格者のなかに異質な男性がいた。名古屋市のホストクラブ「Gold Nagoya」に所属するホスト・叶斗さんだ。中卒からの大逆転もさることながら、“ヤンチャ”を尽くした元非行少年はなぜ弁護士を目指したのか。
叶斗さんは現在、23歳。これまで、2022年に宅地建物取引主任者の資格を、2024年に行政書士の資格を、それぞれ取得している。中学を卒業後は土木作業員や解体工などの肉体労働に従事し、頭脳労働の経験がほとんどないというが、いわゆる”地頭”が良かったのではないか。そんな疑問を口にすると、彼は「とんでもない」とかぶりを振った。
「小学校、中学校は地元の公立に通っていました。中学のときは270人の生徒がいましたが、成績は250番台をうろちょろしていました。当然、勉強ができる部類ではありませんし、自分でそう思ったこともありません。成績表は5段階評価でしたが、だいたい3分の2は“1”がついていましたから」
勉強からは早々にドロップアウトし、中学生くらいになると地元の悪友とつるんで非行に手を染めた。その背景として、家庭環境も無関係ではないだろう。
「母は高校3年生で僕を出産しました。けれども、本当のお父さんと住んだのは僕が1歳になるかならないかくらいまでで、そのあと数年して現在の養父と再婚しています。当たり前ですが、僕には本当の父親と過ごした記憶はありません」
叶斗さんの下には4人のきょうだいがいるが、いずれも母親と養父の間の子どもだ。「養父から差別的な扱いを受けたことはない」としながらも、一方で「どこか遠慮して、家庭に居心地の悪さを感じていた」と振り返る。
「たとえば、何かを買ってほしいなと思って母に伝えても、『お父さんに相談してみて』と言われてしまうと、なかなか言い出せなかったですね。養父は現在でこそ事業が成功して、家族は裕福な暮らしをしていますが、結婚した当初はなかなか経済的にも厳しいことが子どもの僕にもわかりました」
一般的に子どもが待ち望むクリスマスなどのイベントにおいても、「祖父母からのプレゼントはありましたが、考えてみると両親からプレゼントをもらったことはないかもしれないです」と叶斗さんは力なく笑った。

叶斗さん
成績は「270人中250位」
再婚家庭で感じた「疎外感」
ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki
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