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今どきストリップは、アダルト世代のAKB48だった!

ストリップ

上演後の撮影タイム。お客さんも舞台上に上がって、間近で出演者を撮ることも可能

 ストリップ……なんてのは、ネットを開けたら極上の無修正ホンバン動画が無料でガンガン鑑賞しまくることができるこの21世紀では、もはや無用の産物だとばかり思っていた。だって、リアルタイムでオナニーもできないし。ところがゴメス記者、いや、世の大半の男たちが抱くそんな先入観はとんでもない間違いであったらしい。先日、初ストリップを、それも“踊り子”として体験したという、日刊SPA!にも何度も登場していただいている、コラムニストにして恋愛カウンセラーの菊池美佳子さんが、ストリップの最新事情を、ふんだんに語ってくれた!

――まず、ストリップに出演することになったきっかけから聞かせてください。

菊池:あるピンク映画の試写会で、偶然(ストリップ)公演の作家さんとお話しする機会があって……。そこで「一回出てみない?」って誘われた、みたいな軽い感じです。

――え? ストリップって、“作家さん”がつくものなんですか!?

菊池:演出が少々斬新で(笑)。『裸のシンデレラ』という“全裸ミュージカル”だったんです。ストリップ初のミュージカル仕立てだと聞いています。

――どこで開演されたのですか?

菊池:京都の『DX東寺』というハコで、4月30日から5月6日までの7日間公演でした。

――公演スケジュールを、もう少し詳しく教えてください。

菊池:1日2ステージで、ショータイムが約50分、トークショーと撮影会で約40分、あと、それが終わってから、有料ですがロビーで出演者とお話しすることも可能です。

――料金はどれくらい?

菊池:入場料は8000円なんですけど、撮影希望のお客さまのためにはカメラ持ち込み料として3000円、出演者とお話ししたいお客さまには会話料として10分1000円……、などのオプション料金が付いてきます。

――演目の内容は?

菊池:1ステージのショータイムを、オール・ミュージカル(調のストリップ)で通すのですが、舞踏会が乱交パーティだったり、ガラスの靴が王子様のチンコだったり……、エンターテインメントとしても、なかなか楽しめる内容だと思います。出演者たちのダンスや、台詞回しなどの演技も、相当に訓練された本格的なものですしね。ちなみにゲスト出演の私がいただいたセリフは、「ワタシの口マ○コはどうかしら?」でした(笑)。

――出演者は、どういった方たちなのでしょう?

菊池:皆さん、今でも一線でご活躍中のAV女優さんたちです。今回の主演は、日高ゆりあさんで、王子様役は、若手イケメン緊縛師の鵺神蓮さんです。(※註・ほかキャスト&スタッフ/継母:冨田じゅん 姉1:藍花 姉2:菊池美佳子 姉3:CHIHIRO M女:あんず プロデューサー:ザビエル・カッパー 脚本:五代暁子)

――僕たちが通ってたころのストリップは、“まな板ショー”なんかがあって、挙手で志願したお客さんの一人がステージに上がって、ホンバンさせていただけたりもしたのですが……?

菊池:お客さまは、出演者には一切触れません。演目中のナマ挿入もなし。王子様のチンコも基本的にはペニバンです。せいぜいレズのカラみでクンニや手マンがあるくらい……。ハードさの面だけで判断するなら、かなりマイルドな部類ではないでしょうか?

――正直な話、それでお客さんは入るのでしょうか?

菊池:それがけっこう入っちゃうんですよ。現にキャパ100人くらいのハコで、ほぼ毎回、立ち見が出るほど満員でした。お客さまの年齢層は……、やはり40〜50代の方がメインでしたね。

――マジですか? だって、その場でオナニーできないんでしょ!?

菊池:はい。その場のオナニーは禁止です。でも、ココに来るお客さまたちは、そういう即物的な性欲発散より、一所懸命頑張っている出演者たちを応援することが目的なんだと思います。そういう意味では一昔前のAKB48に似ているのではないでしょうか? アダルト世代のためのAKB(笑)!

――おもしろい! それは新説ですね。

菊池:“AV以外の舞台に立つ”というプライドもあるのでしょう。出演者も“演じる”ことに対して非情に意識が高く、すごく頑張ってるんですよ。ステージが終わってからも飲みながら、「ここがダメだった」「あそこはもっとこうすれば良くなる」とか、毎日真剣に語り合って……。最後のステージなんかは、もう誰もが涙を流してましたから……。観ていて応援したくなる気持ちはすごくわかります。

――公演中はホテル住まいなんですか?

菊池:いや、ハコ内に寝泊まりができるスペースがきちんとあるんですよ。個室ではなく、数人ひと部屋で寝起きします。

――なんか楽しそうですね。でも、たとえば売れっ子のAV嬢だと、そういう待遇に文句を垂れたりもするのでは?

菊池:そんなことは、まったくなかったです。みんなで差し入れのビールを飲みながらピザをつまんだり、近所の居酒屋に繰り出したり……。あと、(宿泊スペースには)風呂が一つしかないので、みんなでよく銭湯も行きました。そうやって、チームワークがだんだん固まっていく過程がホントに楽しかったですね。小屋付きのレギュラーの踊り子さんたちも、いろいろ面倒を見てくれて……、とにかくどの方も礼儀正しいんですよ。

――菊池さん個人の、ストリップ初体験の感想は?

菊池:裸って気持ちイイ! それに尽きます。ヌーディストビーチにハマる人たちの心情が、とても理解できました(笑)。

――最後に、読者の皆さんに“ストリップの魅力”をアピールしてください。

菊池:女性料金は割安なので、セックスにマンネリ気味のカップルは、ぜひ一度いっしょに観に来てください! カルチャー指数も高いし、いろいろ勉強になると思いますし、第一、お触り禁止のストリップだと、風俗と違って女の子がヤキモチを焼くこともないでしょうから。

 たしかに、口説き文句として「ストリップ行こうよ!」ってのは、後頭部方向から来たメキシカンボクサーのフックって感じで、意表を突いてアリかも?

【菊池美佳子】
1977年岩手県盛岡市生まれ。コラムニスト、官能小説家、恋愛カウンセラーほかの肩書きを持つ。21歳~29歳まで、舞台女優活動の傍ら、キャバクラ嬢・テレフォンセックス嬢・企画物AV嬢としても活動。29歳で引退後、フリーライターに転身。著書『凄まじき性癖を持つ漢たち』。電子書籍『断りきれないワタシ』『ハケンの情事』『イケメン店長の3P調教』。日刊スポーツ『変態!?な男』、WEBサイト・サイゾーウーマン『ヤリマン肯定主義』ほか、連載多数。
WEBサイト・エキサイトお悩み相談室カウンセラー。 (http://counselor.excite.co.jp/prof/533203/)、ブログ(http://blog.livedoor.jp/mangoawabi/

【山田ゴメス】
山田ゴメス
1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。日刊SPA!ではブログ「50にして未だ不惑に到らず!」(https://nikkan-spa.jp/gomesu)も配信中。現在「解決!ナイナイアンサー」(日本テレビ系列)(http://www.ntv.co.jp/99answer/)に“クセ者相談員”として出演。『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)も好評発売中!

1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。著書『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)、ツイッターアカウント@gomes12081





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