ラブホに入ってから愚図る女子を、その気にさせる7つの作戦
―[山田ゴメス]―
その日のために練りに練った食事&酒のプランや懸命に仕込んだ会話のネタを、フル活用してデートの場をあたため、ようやく「いざラブホ!」というところまでこぎ着けた……はいいが、部屋に入ると女子の態度が豹変!「そんなつもりじゃなかったのに……」なんて、愚図られた経験を、キミも一度や二度は味わったことがなかろうか? ボクは何度だってあります! そんな理不尽かつ絶望的な状況からの“一発逆転”を狙う、起死回生の小技・大技をゴメス記者が考案してみた。さらに、それらの有効度ジャッジを、日刊SPA!で以前お話を伺った、ラブホテル評論家・日向琴子さんにくだしていただいた!!
「自宅やシティホテルならまだしも、ラブホテルに女性を連れ込んで、“エッチなし”は、基本的にはあり得ないですね。ラブホに入ることを応じた以上、相手もそれなりの覚悟は決めているはずですし、また、そうじゃなきゃ男性に対しても失礼だと、少なくとも私は思います。申し訳ないけど、ゴメスさんのツメがよほど甘かったとしか考えられません(笑)」
まずはそう語る日向さん。はい……ボク、往々にして何事に関してもツメが甘いんです。相手がちょっとでも愚図りはじめたら、すぐ「ボクもエッチするとかしないとかは、大した問題じゃないと思ってたから!」みたくイイ人ぶっちゃうし、「今どきは、ヘタなバーよりラブホのほうがお酒やつまみも充実してるから、とりあえず飲みも!」なんて、またムダな散財を重ねる始末だし……。まさに、9回裏に味方のエラーで試合をひっくり返されたピッチャーのような心境です。
「あえて原因を挙げてみるなら、“飲ませなさ過ぎ”、もしくは“飲ませ過ぎ”だったのでは? まず、“飲ませなさ過ぎ”のラブホは、いきなり感が強すぎて部屋に入ると同時に相手が冷静さを取り戻しちゃう。女性は“ムードに左右される生き物”ですから。そして、それよりもケースとして多いのが“飲ませ過ぎ”。男性には種子防衛本能としての“疲れマラ”というのがあるようですけど、女性の場合は、疲れたら単純に性欲も萎えていくんです。ラブホに連れ込むことばかりに執心する男性が犯しがちな失敗ですね」
わかりました。耳の痛すぎるお言葉、ありがとうございます! でも、そんなボクでも、こんな窮地からの脱出を図るため、いろんなジャブだとかアッパーだとかブーメランフックを繰り出すんです!! 琴子さん、はたしてこれらのパンチは実際どのくらいの威力があるのでしょうか? 受けてみてください!
【飲み直す】 パンチ力:★
「先にも言いましたけど、ラブホに入って愚図る女性で一番多いのは、“飲みすぎたから、とりあえずどこでもいいので休憩したい”ってケースなんです。そういう子に無理矢理エッチをせがんでもウザがられるだけ。私も泥酔状態のときに乳首とか触られたりしたらイラッとしますしね(笑)。ましてや、より飲ませるなんて、まったくの逆効果。そんなときは、とにかく30分だけでも“寝かせてあげる”ことをオススメします。そして、その間にお風呂やコーヒーの用意をしておいて、『お風呂とコーヒー入ったけど、どーする?』と、軽く聞いてみる。お姫さま扱いされると、女性は弱いですから、逆転の目はなくもありません。それでも起きなければ、もう朝の起きがけを狙うしかありませんね。そもそも飲ませ過ぎた時点で、貴男の作戦は崩れはじめているのですから」
【一緒にお風呂に入る】 パンチ力:★★
「それができれば、エッチ達成率はほぼ100%ですが、初めての相手だと、『恥ずかしいからイヤ!』と断られる可能性も高いと思います。むしろ、2度目のエッチを拒む女性に有効な作戦ではないでしょうか。いずれにせよ、提案する前に、男性がキチンとお風呂に湯を張って、入浴剤とジャグジーで湯船を泡だらけにしながら、ムード照明で演出した完璧な状態をつくっておくことが重要ですね」
【カラオケに興じる】 パンチ力:★★
「個人的に言わせていただくと、私はラブホでカラオケをするのは、あまり好きじゃありません。たしかに、今イチ盛り上がらない女性のテンションを上げるときに、カラオケは有効。でも、その反面、せっかく膨らみはじめてきている女性のエッチな気分を“健全”な状態に切り替えてしまうのもカラオケ。なので、するならアップテンポの曲はなるべく避け、バラード限定で。それも、おのれの歌声によほど自信がある御仁じゃないと、ダメだと思いますよ」
【AVを観る】 パンチ力:★★★
「これは賛否両論あるんですけど、アラサー以上の女性には、わりと効果があるかもしれません。男のずるさがかいま見えてしまう露骨な作戦ではありますが、女性にとって、意識をそっちに持っていけるアイテムであることも間違いないんです。一度眠ってしまった女性が、目を覚ましてたら(AVが)流れていた、というタイミングがベターではないでしょうか?」
【オナニーを見てもらう】 パンチ力:★★★★
「一見、終わってるようで、じつは成功(性交)率が意外と高い作戦。女性にとって、男のオナニーを観る機会なんて滅多にありませんからね。『見たい見た〜い!』ってパターンに持ち込めむことができたら、もうしめたもの。せいぜい場にエロい雰囲気がただよう“魅せるオナニー”を披露しながら、あとは、『チューだけして!』『乳首だけ舐めて!』などと、小刻みな要求をおり交ぜ、自然にエッチへとなだれ込めばいいだけ。ただし、回復力に自信のない方は、オナニーの段階でイッてしまわないよう気をつけてください(笑)」
【マッサージをしてあげる】 パンチ力:★★★★★
「今までゴメスさんが提案してきた作戦のなかでは、コレが一番リアリティ満点と思いますね(笑)。下心を隠しながら女性の身体にタッチできる理想的な口実ですから。でも、1、2分ちょろっとやるだけの半端なものじゃダメですよ。最低20分はみっちりと、しかもきちんと疲れが取れる本格的なものじゃなきゃ意味がありません。総じてマッサージの上手い男性は、“女性の身体のツボを押さえる”という意味で、エッチも絶対に上手なはずなんです」
【土下座!】 パンチ力:★★★★
「『お願い! ヤラせて!!』なんて、パンイチで土下座されたりしたら、ホント笑っちゃいますよね。とは言え、一通り笑っちゃってから、『ああ、そんなに私とヤリたんだ』と、しみじみ実感したりして……。私に関して言わせていただくと、決して悪い気分じゃありません。とくに、Sっ気が強い女性には一度試してみる価値アリ、ですね」
ジャッジメント、ありがとうございました! では最後にシメのアドバイスをヨロシクです。
「男性の『苦労してラブホに連れ込んだんだから、最後までヤラなきゃソン!』って考え方はすごくわかるんです。でも、そこでヤセ我慢でもいいから、“女性の思いやる”気持ちを見せてほしいですね。酔っ払って体力的に限界がきている女性には睡眠やマッサージを! 『最悪Bまでヤレたらいいや』くらいの大らかさをもって、女性をラブホテルに誘ってみてください」
【日向琴子】
漫画家&ラブホテル評論家。`76年5月15 日生まれのB型。T167・B86W60H88。出身地は大阪府で鹿児島の離島にて育つ。19歳で上京し、22歳で漫画家デビュー。以後、漫画家として多くの連載やレギュラーを抱えるだけではなく、グラビアや、ラブホテル評論家としての著作、エッセイなど、多ジャンル各メディアにて幅広く活躍中。ライフワークとして、性感染症やエイズに関する予防啓蒙活動も続けている。日向さんが公式推薦する『首都圏ファッションホテル・ベストカタログ』がクイン出版より絶賛発売中。日刊スポーツで始まった週1回連載『ラブホ万華鏡』も要チェック! 今でも仕事で月2回、プライベートで週1回以上、新規ホテル開拓に励む生粋のラブホマニア!! 公式サイト(http://www.cotoco-hyuga.com/index.html)
【山田ゴメス】
1962年大阪府生まれ。マルチライター。エロからファッション、音楽&美術評論まで幅広く精通。西紋啓詞名義でイラストレーターとしても活躍。日刊SPA!ではブログ「50にして未だ不惑に到らず!」(https://nikkan-spa.jp/gomesu)も配信中。現在「解決!ナイナイアンサー」(日本テレビ系列)(http://www.ntv.co.jp/99answer/)に“クセ者相談員”として出演。『クレヨンしんちゃん たのしいお仕事図鑑』(双葉社)も好評発売中!大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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