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震災で[評価だだ下がり/爆上げ]な人々【その2】

◆有名人編

 アンケートで挙げてもらったなかで最初に紹介したいのは、宮城で被災したお笑い芸人、サンドウィッチマン(アップ55%、ダウン3%)。テレビ番組で「すごい津波の映像とかもういいから! 避難所を映して」と発言。

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「サンドウィッチマンの対応は、完璧でした。感情的にならず、冷静に発言・行動し続けた姿が、評価を得たんでしょう」(山本氏)。お笑い芸人ではほかに、自らトラックを運転し、いわき市に支援物資を運んだ江頭2:50(アップ40%、ダウン2%)も、大きく株を上げた。普段の芸風とのギャップに加え、こっそり行動したことを一般人がミクシィに書き込みして発覚、ネット上では「神」という声も。ツイッターとユーストの呼びかけで支援物資集めや募金活動をしたのは、ロンドンブーツ1号2号の田村淳。「見直した!」という一方で、被災者たちのアメの掴み取りの様子を配信したことには「普通に配ればいいのになんでわざわざ?」など批判の声も。

 また、八百長問題にいまだ揺れる相撲界だが、元貴闘力は、被災地に肉2tを積んだトラック3台で炊き出しに回るという活躍ぶり。売名行為を嫌い、取材を拒否したことでも、株を上げている。また、プロゴルファーの石川遼選手も、今季獲得賞金を全額義援金として寄付すると発表し、驚かせた。

 海外では、シンディ・ローパーが、「ほかの外タレが続々と来日をキャンセルするなか、彼女は取りやめるどころか、我々にパワーと癒やしをプレゼントしてくれました」(46歳・自営)などと高評価。

 ほかに、ツイッターでスベるダジャレが震災後、「癒やし」と再評価されたデーブ・スペクター、日本の震災ニュースを英訳してツイートし続けているダニエル・カール、「帰りたい外人なんか さっさと帰れ! 残った俺達日本人で もう一度立てなおそうよ!」と男気を見せたラモス瑠偉も株を上げた。中山美穂は、本人・作詞、夫の辻仁成・作曲の被災者へ向けた10年ぶりの新曲をフランスからYouTubeで配信し、話題に。

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震災をきっかけに
知識人の世代交代が


 評論家の東浩紀氏は、「過剰反応乙とか呼びたいひとは呼べばいい」というツイートを残し、伊豆へ避難したが、そこで地震に遭い、失笑を買っていた。

「東さんや宮台(真司)さんは、両者とも尊敬できる知識人ですが、大衆と一緒になってパニックに陥ったようなツイートが目立ちました。逆に、非常時に評価が上がったのは比較的若い人で、荻上チキさんや飯田泰之さんは、ツイッターで流れてくる情報の取捨選択を行い、きちんと確認をしてから、タイムラインに流していました。その役割は評価されるべきで、非常時こそ人間の本質が問われます。知識人の世代交代のときが来たのかもしれません」(山本氏)

 また、アキバのkozakai社長(小堺秀彦)は、ブログで「(被災者の)足元見て商品値上げしない経営者はバカ」発言で炎上。当然か。ほかに話題になったのが、グラビアアイドルの高山智恵美。彼女は、ハイパーレスキュー隊・高山幸夫総括隊長の娘で、父親と一緒に写った写真をブログに出し、「父を誇りに思う」と書いて、売名行為と非難された。父親の行為は確かに立派だが、公表のタイミングが悪かったか。

※ポイントは、ネットアンケート(対象/全国在住の20~40代・男女100人)で「震災後、印象はどう変わったか」という質問で、「良くなった」から「悪くなった」を引いた数です




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