更新日:2011年09月05日 22:25
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東北にある主要酒蔵の出荷状況と販売状況を調査

◆福島・宮城・岩手 地酒を呑んで復興支援!!【9】  東北の酒はどうなってしまうのか……。伝わってくる被災地の状況に胸を痛めながらも、思わず酒の心配をしてしまったのんべえたちは多いことだろう。そこで今回本誌は、被災地域の主要な酒蔵が受けた被害と出荷状況を調査。左表にまとめたのでご覧いただきたい。 津波で建物ごと流され全壊して廃業に追い込まれた蔵、物的被害こそ軽微で営業は続けているが、仕込んだ酒を大量に損失してしまった蔵など、規模の差こそあれ、被害を被っているのがわかる。東京・麻布にある和酒専門酒屋「さかや栗原 麻布店」の山本貴文氏に日本酒市場の動向を聞いた。 「まだ入荷は落ち着かない状況ですね。どの銘柄が、いつどれだけ入るのか見えてこない。また、今はどうにか在庫を確保できても、夏以降は厳しくなるでしょうね」 石原東京都知事の花見自粛を受け、岩手・南部美人の蔵元久慈氏が「今こそ飲んで応援してほしい」とYouTubeで訴えたのは記憶に新しい。また、全国的に「飲んで復興を支援しよう」という機運も高まっている。 「今は幸か不幸か”飲むなら東北の酒”という雰囲気になってます。このままの流れが続いて供給が追い付かなくなると、オークションなどで正規の価格でない状態での流通が起こる可能性もあります。酒は専門店で買えば正規の値段です。楽しく分かち合ってほしいものです」(山本氏)
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岩手県酒造組合、宮城県酒造共同組合、福島県酒造共同組合調べ
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