気仙沼「金紋両國」が東京で唯一飲める店
◆福島・宮城・岩手 地酒を呑んで復興支援!!【5】
自粛ムードは百害あって一利なし! とは誰もが思うところだが、ただ飲むだけでは心もとない。そこで今回は東北の銘酒に出合える店を本誌が厳選。全国の飲んべえたちは東北の地酒を飲んで被災地支援に繋げよ!
◆てんまみち下北沢 東京・下北沢
いくらをドッサリ載せた卵に、とろろ昆布大盛りのほくほく大根。
自慢のおでんのほか、鮮度抜群の刺し身などの酒肴も絶品だ
若者向けの飲み屋が軒を連ねる東京・下北沢にあって、静かな大人の飲み屋を志向するのがてんまみち。栄枯盛衰の激しい激戦区にあって、創業20年の名店だ。もちろん、息の長い商売には理由があり、店長の戦略眼は特筆ものだ。昨年の「全国新酒鑑評会」で金賞を受けている気仙沼の酒蔵、角星の「金紋両國」を都内で唯一味わえる店として、通の間では有名なのだ。
「前にいたバイトが辞める際に『後輩でイキのいいヤツがいる』というから雇ったら、それが角星の息子さんだったの。お店としても、今回の震災を受けて全面バックアップするのが筋でしょう」
気仙沼の酒ゆえに、鮮魚との相性は抜群。看板メニューのおでんとも一緒に楽しみたい一杯である。
気仙沼の酒蔵、角星渾身の金紋両國を抱えて微笑む店長。
都民においしい東北の酒を提供したいと意気込む姿勢は酒飲みの鑑
◆てんまみち下北沢
住:東京都世田谷区北沢2-20-2-B1
電:03-5486-0088
営:18:00~24:00 無休
●100銘柄を超える日本酒で、絶品のおでんを楽しめるお店。蔵元との関係も密で、
蔵元見学飲み会などの日本酒好きにはたまらない企画も多々あり
取材・文/永利彩乃 浦和ツナ子 加藤 慶 野中ツトム(清談社) 長谷川大祐(本誌) 撮影/Toshitaka Horiba 赤松洋太
取材協力/さかや栗原 麻布店 住:東京都港区元麻布3-6-17 電:03-3408-5379 ●新橋と銀座にて「和酒BAR 庫裏」も営業中
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