大統領選後はアメリカの住宅・建設株がアツい!?
現職のオバマ民主党候補と、ロムニー共和党候補は大接戦の末、選挙を制したのはオバマだった。その結果を受けたSPA!は、3人の識者の知恵を借り、今後、盛り上がること必至なオバマ関連のアメリカ株&日本株をピックアップ。その可能性を探ってみた。
◆低金利政策で住宅・建設には追い風
経済政策として現在オバマ氏とバーナンキFRB議長が採用しているのは、0.25%という超低金利政策だ。
「今後も低金利政策が続くことは間違いないので、住宅・建設はよいでしょうね。サブプライム問題でガタガタになりましたが、完全に底打ちして需要は戻ってきています。既に、DRホートン(NYSE・DHI)などは好決算を発表しており、株価も上昇中。これまで低迷していた住宅関連の銘柄は今後2~3年は手堅いと思います」(ファンドマネジャーの堀古英司氏)
住宅関連に対して太鼓判を押すのはNY在住の米株アナリスト和田康志氏も同様。
「DRホートンもそうですが、すでにパルトホームズやトールブラザーズなど住宅銘柄は上がってしまっています。そこで、私が挙げたいのはウェアハウザー(NYSE・WY)です。現在、住宅需要の増加で木材が足りなくなりつつある。そんななか、ここは森林を多く保有していますから期待できます」
住宅価格は6年ぶりに高値を更新しつつあるので、これから盛り上がりそうだ。
「あとは低金利政策が続くとなれば、通貨に対する不安が生まれるから金がいいと思います。ETFのGLD(NYSE・GLD)や、金鉱株のニューモントマイニング(NYSE・NEM)も面白いですよ」(和田氏)
もちろん、現物の金を買うのも一つの手だ。
【堀古英司氏】
ファンドマネジャー。ホリコ・キャピタル・マネジメントLLC最高運用責任者。米国株式を中心に運用する。氏のファンドは楽天証券で購入可能
【和田康志氏】
米株アナリスト。T&CファイナンシャルリサーチUSA代表。野村證券米国現地法人などを経て現職。独自の米国株分析は、個人投資家からも人気
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