雑学

日本人は他人のマナーに厳しすぎ?

 さすがにもう沈静化したが、11月下旬にヒートアップした“さかもと未明騒動”。おさらいすると――漫画家・評論家のさかもと未明さんが、飛行機内で泣き続ける赤ちゃんにキレて、母親とJALにクレームをつけた顛末を雑誌に書いたところ、ネット上で議論が巻き起こった。大半はさかもとさんを批判する声だったが、一部に擁護派もいた。では「飛行機内で泣きやまない赤ちゃん」は、公共マナー違反なのだろうか?

 週刊SPA!がネットでアンケート(12月上旬、全国の20~40代男女200人)を取ったところ、「マナー違反」が26%、「マナー違反ではない」が74%という結果になった。だが、「泣くのは当たり前という態度の親と、申し訳ありませんと言える親とで判断が違ってくる」(44歳・男性)というように、親の態度が問われているようだ。

 このアンケートでは、公共の場でのさまざまな行動について、マナー的にOKかNGかを聞いてみた。たとえば「レストランなどで店員に横柄な態度をとる」はOK=11.5%、NG=88.5%「携帯で話しながら自転車を運転」はOK=7.5%、NG=92.5%。設定した約50項目のほとんどが、6~9割にNGを出されるという“マナー大国”ぶりが明らかになった。

 だが、その割には、人前で店員や駅員を責めたてている人をよく見るし、自転車の傍若無人ぶりは半ば社会問題化している。マナー違反と知りつつ自分には甘い、ということだろうか?

 また、ブログやツイッターで他人のマナー違反を発見するや、たくさんの礼儀正しい人たちが寄ってたかって炎上させてくれるから、ますます日本は美しい国になっていきそうだ。

 こういった高いマナー意識は「日本の素晴らしい特徴の一つだけれど、その半面、みんなが窮屈そうにしている」と言うのは、芸人のパックンである。たとえば、「電車の中で何か食べたりするのも、こぼしたりしてない限り別にいいんじゃないかと僕は思う」。

 逆に、「現代人のマナーは乱れきっている!」と憤慨するのは、初代タイガーマスクの佐山聡氏。心武一体型武道「掣圏真陰流」を立ち上げた佐山氏は、「フリー主義に堕した日本に武士道を復活させる」ことの重要性を説く。

 パックンと佐山氏、あなたはどちらの意見に共感するだろうか? 週刊SPA!12/18発売号「公共マナー[OK/NG]の境界線」では、アンケートをもとに、巷のマナー基準を探ってみた。

マナーポスター

よく地下鉄で見かけるマナーポスター(東京メトロHPより)

 <文/週刊SPA!編集部>

週刊SPA!12/25号(12/18発売)

表紙の人/三吉彩花

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