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「評価が低い」と感じてる40代会社員の希望年収は661万円

「俺は正当に評価されていない!」なんて青くさい叫びだが、今や40代こそ、こうした不満が溜りやすいという。企業向け研修で講師を務める濱田秀彦氏は、こう分析する。 「40代の深刻なテーマです。未経験での転職は不可能ですし、転職して給料を上げようとは考えられない年代ですから、社内価値を上げるしかなくなる。20~30代なら『転職して給料を上げよう』とか『ほかへ行けばもっと評価されるはず』という外向きの幻想を抱けますが、40代はそれを持てない。そして、大概の人は会社でそこそこ真面目に一生懸命にやっていますが、大半の人は評価されていないわけです。一方で、同じようなのに妙に評価されているヤツがいる。これはメラメラきますよね」  では実際に、「評価が低い」と感じている全国の37~49歳正社員111人にアンケートを実施した。評価を給料に換算すると、もらってしかるべきと思っている額と実際の給料との差額の平均は157万円(希望年収661万円に対し、実際の年収は504万円)となった。自分に見合うポストは、課長(28%)、主任(24%)、部長以上(21%)と続いたが、現在のポストで最も多かったのは平社員(32%)、次いで主任(31%)というのが現実であった。 ⇒グラフ【画像】はコチラ
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40代会社員 過去に会社の人事を担当していた濱田氏は言う。 「査定用の自己評価は、上司からの客観的評価より高くなる傾向がありました。ズレが1割程度ならまだしも、2割、3割にもなると『自分を客観的に見られてない』と、かえって評価を落としかねません」  3/12発売の週刊SPA!『40代「俺は会社で評価されていない」症候群』では、「評価されていない」と感じているアラフォー以上の会社員の現状と苦悩を取材。その傾向と対策を特集している。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
週刊SPA!3/19号(3/12発売)

表紙の人/川口春奈

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