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女性なのにAVレビューにハマッた理由とは?

いいモノを求め、あるいは“ハズレ”を引かないため、参考になるのがネットのレビュー。が、誰もが“発信”できるゆえ、読むに値する情報の選別は大変!? そこで各界のプロもチェックする熱量高い素人レビューを紹介。レビュー事情は業界の鏡でもあった!? 【AV】業界もレビューも女性の存在が起爆剤に!?
大坪ケムタ氏

大坪ケムタ氏

 AVもレンタルよりネットで見る時代。配信サイトには膨大なレビューが寄せられているが、「面白いレビューは業界全体の事情もあり減っている」と大坪ケムタ氏。 「カンパニー松尾さんをはじめとしたV&Rプランニングの作品群など、レンタル主流の時代にはレビューしがいのある作品が多くありましたが、近年は個性のある作品自体が減りつつある。面白いレビューを書くことが難しくなり、単純にタイムテーブルを追うレビューや、『ヌケる・ヌケない』だけを評するものが増えています。ネットでは写真や動画のサンプルもタップリ見られますから、レビュー自体の必要性が薄れている面も大きいんでしょうね」  そんななかで元気なのが、女性レビュアーの存在だ。 「すでに雨宮まみさん、遠藤遊佐さんらがプロのAVライターとして人気を集めていますし、『この人が勧めるなら見てみよう』とレビューを参考にする女性も多い。ソフト・オン・デマンドの女性向けメーカーが成功したり、女性人気の高い嵐山みちる監督のような存在が出てきたりと、実際に女性のAV愛好家も増えています」  そんななかで大坪氏が「活動も含めて注目している」というレビュアーが、ガールズ・オナニートーク番組『女子オナニー会談』もユーストリーム配信する、まなさん。 「男はレビューをするにも女優のことばかり書きがちですが、彼女の場合は “男女の絡み”を書く。また女優を語る場合にも、“女が好きな女”という視点が感じられます。彼女を含め女性のレビュアーは、会話や仕草、雰囲気や内面に注目したりと、繊細かつオタク的な見方をするので、文章にも新鮮な驚きがあるんです。『女子オナニー会談』も、マイノリティ的だけではないパワーを感じますし、彼女のような女性レビュアーをきっかけにAVが盛り上がってくれたら嬉しいですね」 <素人ネットレビュアー> 【まな】彼氏も公認! エロに関することが生活の中心に ●ブログ『痴女好き女子』http://mana1179.hatenablog.com/  まなさんがAVに興味を持ったきっかけは、AV監督としても知られる平野勝之氏の映画『監督失格』を見たこと。 「過去作品の『自転車不倫野宿ツアー 由美香』も見て、『AVってこんな作品もあるのか!』と驚いて。  その後、雨宮まみさんの紹介する作品や、二村ヒトシ監督の作品も見始めて、本格的にハマった感じでしょうか。そして昨年5月にAVレビューのブログを開設したんです。以前の自分のように『男がヌクためだけの映像』と偏見を持ち、見ることに抵抗がある人も多いと思ったので、女のコに向けて『作品として楽しめるものもあるんだよ!』と伝えることを意識しています」  週1日働いているサブカル系のイベント会場では、女子がオナニーを語る“女子オナニー会談”も企画した。 「イベントでしゃべる練習に……と始めたユーストリームの情報がSNSで拡散されて。それがきっかけで『SMスナイパー』でインタビューを受けて、サイトで原稿も書かせてもらうことになったんです。“女子オナニー会談”は悪口を書かれることもありますが、 『こういう話をしたかった』『興味があります!』という女性からの反応があると、やっぱり嬉しいですね。  今はフリーターとして実家で暮らしながら、週2本ほどAVレビューの原稿を書き、AV関連の映画を見たり、SMバーに行ってみたり、エロに関することが生活の中心になりました。『彼とエロのどちらかを取るなら……エロだな』と、フラれる覚悟で彼氏にもこの活動を告白したら、認めてもらえました(笑)」 ⇒【画像】「女子オナニー会談」
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=466406
女子オナニー会談

『女子オナニー会談』は月2回配信。一人でオナニーグッズを語ることも

【大坪ケムタ氏】 AVライター。インディーズ作品を中心に、レビュー、現場取材、インタビューなどを行う。童貞喪失体験インタビュー集『THIS IS NOT A LOVESONG』が好評発売中 ― プロが論評[素人ネットレビュー]は凄いのか?【5】 ―
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