雑学

『あまちゃん』への思いを七言絶句に込めた僧侶

最終回が目前に迫るも、いまだ勢いはとどまるところを知らないNHKの連続テレビ小説『あまちゃん』。その影響力は恐ろしいほどで、なかには『あまちゃん』がきっかけで人生を変えるほどの事件が起きてしまった人もいる。そこで、思わず「じぇじぇじぇ!」と叫ばずにはいられない、市井の「あまちゃん事件」を総力取材した!

◆あまちゃんへの思いを七言絶句に込めた僧侶

僧侶

※イメージです

 禅を組むも消えぬ、あまの誘惑――。僧侶の井上龍太郎さん(仮名・42歳)は、朝勤行(おつとめ)が終わるのがちょうど午前8時だったため、十数年来、朝の連続ドラマは観ていたが、あまちゃんは朝・昼・晩欠かさず観るほどにとり憑かれてしまったという。

「朝は字幕をつけて一字一句聞き漏らさぬよう、脚本の面白さを楽しみます。昼は脇役の光る演技や、ちりばめられた小ネタを確認。僧侶という仕事柄、夜(23時~)は生活サイクル上は眠いのですが、我慢ならず3度目のあまちゃんに手を出してしまう始末です」

 家でもあまちゃんトークをしたいが、「あいにく家内は仕事を持っており、ゆっくり話す時間がない」ということで仕方なくmixiやフェイスブックに感想を投稿。さらに仕事にも影響が出る事態に……。

「葬儀依頼があったときに漢詩の七言絶句を作るのですが、高い集中力が必要です。しかし、一度あまちゃんが浮かんでしまえば、『あの台詞にはどういう意味が?』『橋幸夫が本人役で出るとは……』など思念が飛び集中できず(苦笑)」

 横道にそれ過ぎ、制作したのが3時間かかった愛溢れる大作『あまちゃん説法』である。

「いや、さすがに葬儀でこの絶句は読み上げませんよ(笑)。ただ、放送時間中は葬儀中でも気になってしまって困ってます」

 崇高な僧侶まで雑念まみれにしてしまうとは!

【あまちゃん説法】

●題小海女(「あまちゃん」に題す)

潮騒記憶唱歌声
春夏亦秋万感生
情節台詞無限興
忘時哄笑心身軽

●読み下し

潮騒記憶 唱歌の声
春夏また秋 万感を生ず
情節台詞 無限の興
忘時哄笑すれば心身軽し

●拙訳

潮騒のメモリーを歌う声が聴こえる
春子、夏ばっぱ、アキはさまざまな感動を呼ぶ
ストーリーもセリフも超絶に面白い
時を忘れて大笑いすれば、身も心も軽くなるよ

― 私の『あまちゃん』事件簿【3】 ―

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みんなの「あまちゃん愛」が凝縮された、ファン必携の一冊




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