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オリンピック史上に輝く“ワースト記録”とは?

バレンティンの本塁打、マー君の連勝など、新記録で盛り上がったプロ野球。しかし、スポーツの世界には逆の意味ですごい「ワースト記録」がある。野球、サッカー、ゴルフ、ボクシング、競馬など、さまざまなスポーツのワースト記録をひもときつつ、その当事者にも直撃取材! ◆やっぱり世界はすごかった!? オリンピックの[逆大記録]  世界のトップアスリートが集うオリンピック。びっくりするようなワースト記録はないだろう……と思いきや、すごいのがありました。 競泳 ’00年シドニー大会の競泳100m自由形に出場した赤道ギニアのエリック・ムサンバニ選手。水泳経験が8か月しかなく、半分溺れかけのような泳ぎで、何とかかんとかゴールしたタイムは、1分52秒72。同競技の現在の世界記録は46秒91だから、軽く倍以上かかっていることになる。  柔道では、’08年の北京大会・男子73kg級決勝で韓国のワン・ギチュンがアゼルバイジャンのエルヌル・ママドリに開始13秒で一本負けしたのが最短記録のよう。  昨年のロンドン大会の男子バスケットボールでは、ナイジェリアがアメリカに156対73で敗れたが、これは五輪バスケ最多失点であった。もっとも、アメリカ代表はコービー・ブライアントを筆頭にNBAの猛者ぞろいなのだから、当然といえば当然かも。  オリンピックではなく世界陸上だが、’11年大会の男子100m予備予選で米領サモアのソゲラウ・ツバルが叩き出した15秒66という記録も驚異的。世界には、とんでもない選手がいるものだ。  ’20年の東京五輪では、はたしてどんな記録が飛び出すか!? ― スポーツ[ワースト記録]大全【7】 ―
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