【ニコ生で人生変わった女たち】引っ込み思案、人見知り、コンプレックスを克服!?
ネット発のスターがCMやバラエティ番組などで活躍することも珍しくなくなってきた昨今。ネットで生配信を行なっている女性配信者たちは、どんな番組を配信し、プライベートではどんな生活を送っているのか? ニコニコ生放送で人気を集める女性生放送配信者(なまぬし=なまぬし)の中から、特別番組で選ばれた「ニコナマケットガール」たちに話を聞いてみた。
ニコナマケットガールは、特別番組の視聴者投票で選ばれた、JK(女子高生)、JD(女子大生)、OL(働く女)、コスプレ、パフォーマンス、告白の6カテゴリーを代表する精鋭。4月26日から開催されるリアルイベント「ニコニコ超会議3」にも登場する彼女たちのなかから4人に登場してもらった。
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◆JD枠(女子大生)
JD枠で選ばれたのは「遼。@オジョギリ・ダー」さん。普段の配信では、早口言葉バトルや大喜利など視聴者を巻き込んだエンターテイメント性の高い企画に定評がある生主だ。
男声・女声を使い分け、容姿を含め様々なキャラクターを演じる彼女だが、「昔は自分から他人に話しかけることもほとんどなかった」という。ニコ生を続けていくなかで「どんどんオープンになって、下ネタにもついていけるようになりました。プライベートでもまわりの人から『話しかけやすくなった』と言われるようになりました」と変化があったという。
ちなみに、好きなタイプは「自分に似ている、雰囲気が合う人。個性的で面白い人だと、すぐ笑っちゃいます」とのこと。ハードルが高い……。
◆OL枠(働く女)
OL枠はなんと現役秘書だという「みるきぃぬ」さん。出社前の朝6時から「●日目・すっぴん・爽やかな朝にラジオ体操踊ってみた」と題した配信をほぼ毎日行なっている。配信では、「行ってくるね、いってらっしゃい、という挨拶を交わすようなアットホームな雰囲気で、元気になってもらいたい」ということを心がけているそうだ。
「今までマジメなことしか言えなかったのですが、コメントに対しての返しがどんどん早くなって、『おもしろくなった』と言われると、もっと面白さを提供していきたいと思うようになりました」
画面に流れつづけるコメントに対応しようとすると、自然と頭の回転も早くなるという。ナマケットガールの特番では、親が隣にいて、「どうしてそんなずっとしゃべり続けてるの?ラジオみたい」と驚かれたそうだ。
◆告白(視聴者に愛の告白)
風呂場から貞子風ホラー告白を披露し、見事「告白」枠で視聴者投票1位になった美白で黒髪ロングの「彩子」さん。普段の放送では、「メンヘラお姉さんのお風呂場から雑談わく」と題した配信を中心に、ひとりカラオケなども不定期で行なっている。デパ地下で接客の仕事をしているが、人見知りで人に話しかけるのは苦手だったという。
「『声が癒される』とコメントをいただけるようになってから、人見知りも少しずつ克服できて、プライベートでも積極的に人に話しかけられるようになりました」
貞子や全身電飾など、大胆なネタを投下しつつも、照れ笑いを浮かべる様子が印象的であった。好きなタイプは、電車マニアなど、何か一つ秀でたところを持っている人だとか。
◆パフォーマンス枠
「セクシー体操服でダンス」と題し、長州小力を彷彿とさせる衣装で、キンタロー。並のキレキレのダンスや相撲の摺り足を披露しパフォーマンス枠を射止めた「千野ちゃん」さん。「ぽっちゃりした体型を気にせず、笑いに変えていこうというポジティブな気持ちで配信しています」というが、かつては自身の体をコンプレックスだと思っていた時期も。
「リスナーさんから、コンプレックスだと思ってた体型を褒められて、これも自分の長所なんだと思えるようになりました。人と接するときに、『私なんか……』と気後れてしていたこともなくなり、深い仲になれるようになったと思います」
恋愛観にも「体を張ってのパフォーマンスをしているので、そこも含めて好きといってくれる人がいいです」と変化があったそうだ。
いずれの参加者も、視聴者と向き合い「どうやったら面白い放送ができるか」を試行錯誤してきており、かわいいだけじゃない魅力を纏っていた。化粧動画で話題となった有名生主のクサカアキラさんも、審査の様子をスタジオで見守り、「毒舌吐きまくってやろうと思ってたのに、みんな真剣で見てる方も真剣になってしまった。色んな思いがあって、自分のやりたいことを楽しんでやってる」と、参加者たちに賛辞を送っていた。
なお、今回話を聞かせてくれた4人に加えて、他の2枠となるJK枠の「あやぴよ」さんとコスプレ枠の「さとはる」さんの6人は、ニコニコ超会議3にドレス姿で登場し、撮影会やトークイベントを行う予定だ。気になる女性生主を見つけ、その魅力を間近で見てみるのもありだろう。
●ナマケットgirl3公式サイト
http://info.nicovideo.jp/namaket/
<取材・文・撮影/林健太>
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