【フェラーリvsトヨタ・パッソ】究極エンジン異種格闘技対決
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
世界で初めてガソリン自動車を作ったのはドイツ人技術者のカール・フリードリッヒ・ベンツ(1886年特許取得)。メルセデス・ベンツの礎を築いた御仁です。それから100年以上経ちますが、いまだに世界の自動車の主流はガソリンエンジン車であります。そんなガソリンエンジンを搭載する“究極の2台”を乗り比べてみました!
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MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi
池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu
◆姿形は異なれど目指したのは究極!ガソリンエンジンの両極に困惑しました
世界のトヨタが動き出した! ブオ~(法螺貝)。
ハイブリッド技術だけでは、世界首位の座を維持できない。なかでも、これから市場の拡大が見込める途上国では、高価なハイブリッドカーは売れない。世界はまだまだガソリンエンジン車がメインなのだ。そこで、トヨタもガソリンエンジンの改良に本腰を入れるという。
今回マイナーチェンジを受けたパッソには、トヨタ入魂の新型3気筒1000ccエンジンが搭載された。その中身は、簡単に言えばハイブリッド用エンジン技術の移植。これまで30%前後だったガソリンエンジンの熱効率を37%にまで高め、燃費を大幅に向上させている。まさに究極のガソリンエンジンである。
ところで、究極のガソリンエンジンと言えば、もう一方の雄はフェラーリだ。F1グランプリで培った高回転・高出力技術は、言うまでもなく頂点。フェラーリ458イタリアのV8エンジンは、自然吸気の4500ccから、パッソの8倍超の570馬力を絞り出す。熱効率が何%かは不明ながら、どう考えても物凄い。たまたまワタクシが所有しておりますので、この2台の究極のガソリンエンジン車を、ロングドライブにて対決させてみました!

東京を出発し、関越道から日本海東北道経由で鳥海山を目指しました。そこでフェラーリと別れ、山形道から東北道経由で帰京(フェラーリはその後、青森県の竜飛岬へ)。帰りは80km+α巡航でリッター18kmでした(担当K)
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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