更新日:2014年06月30日 19:05
エンタメ

ロボットレストランで弾き語り!? 大森靖子が囁き叫んだ

大森靖子

大森靖子単独ライブ@新宿・ロボットレストラン

 メジャーデビューが決定したシンガーソングライターの大森靖子が、6月27日に単独公演「背徳ロボットライブ~3000枚CD買ってもふられた編~at 歌舞伎町 ロボットレストラン」を行った。ロボットレストランといえば、巨大ロボットやメカと美女が、極彩色の電飾や衣装でド派手なパフォーマンスを行うことで有名なエンターテイメントスポット。  ライブが行われたのは横長いコの字型の地下フロアで、中央の床にCDが敷き詰められただけのシンプルな構成となっていた。“激情派”とも言われている彼女が、この特異な場所でどんなパフォーマンスを始めるのか、観客が固唾を呑んで見守る中、公演はスタートした。  1曲目は、9月18日発売のメジャーデビューシングル「きゅるきゅる」。大森は、派手な電飾の飛行機もぶら下がり、会場奥から客席方向に進みながら登場し会場をあっと驚かせた。そして続いて床のCDの上を転がり回り、小型のムービーカメラで自撮りしながらの激しい歌唱。激しいオケとそのパフォーマンスに会場は釘付けになっていたが、まばたきも惜しくなるほどの展開がこの後にやってきた。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/671549/oseiko_02
大森靖子,ロボットレストラン

ロボットレストランの電飾飛行機で登場

 大きな櫓の上に立ち、アコースティックギターで弾き語り中、マイクスタンドが落下したのだ。耳を突く激しい音に一瞬会場の空気が強張ったが、大森は歌い続けた。そして、次の曲となりスタッフがマイクを戻そうとすると、手の平を前に出してそれを制止。櫓から飛び降り、会場を歩きまわりながらマイク無しで歌い出したのだ。  観客は静まりかえり、生声とギターの音に耳を傾けた。そして、大森は会場を一周ぐるっと歩き回り、客席最前列の客の頭を撫で、耳元に口を近づけて囁くように歌った。「君と映画」、「パーティードレス」、「新宿」といった楽曲が披露されている間、記者はドリンクを飲むことも忘れ、喉がカラカラになっていた。  デビューシングル発売にあたり、大森は次のようなコメントを残している。 「音楽をCDに封印することが未だに苦手で、発売の一週間後には、もう中学校の卒アルみられるみたいな気持ちになって、聴いてもらうことが、とても恥ずかしいんです。」  ライブ中に口から出てくる言葉は“歌詞とは思えない生々しさ”を纏っていた。デビューに向け、大森は今後も多数のライブに出演する。7月25日の「FUJI ROCK FESTIVAL’14」、8月2日の「TOKYO IDOL FESTIVAL 2014」などフェスや、対バンでどんなライブが行われるのか、今後の活動から目が離せない。 <取材・文/林健太>
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