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枕営業黙認!? 借金返済ユニット「ザ・マーガリンズ」に触れてみた

 2013年4月、惜しまれながら解散した人気アイドルグループ「恵比寿マスカッツ」。恵比寿マスカッツを手掛けた名コンビ、マッコイ斉藤とオアシズ・大久保佳代子が、新たにプロデュースをするアイドルグループが「ザ・マーガリンズ」だ。  と言っても、ただのアイドルではない。オーディション応募総数500名の中から、厳選なる審査を通過した9名の、借金総額は「1億3070万円」。応募資格は、「借金を返済したい18~35歳までの女性であること」のみ。歌って踊れる必要はない。顔面偏差値もあまり関係ない。  コンセプトは、“借金は夢で返せ!”。借金をした理由も借金の額も様々だが、メンバー共通して「アイドルになるのが夢」というのが根本にあるらしい。借金のせいで諦めていた夢を、借金を返すことで叶えようということだ。 ◆毎週末「枕営業」イベント  毎週末、イベントを行っているザ・マーガリンズ。イベントの日は、朝から都内で告知のチラシ配りをしているという。そのイベントというのが、アイドルらしからぬ内容なのだ。GMを務める大久保佳代子曰く「ソフトな枕営業ならOK」とのことで、先月は“握手&GMが言っていたソフトな枕営業っていうやつ”なるものが開催された。

リーダーの「組長」がファンに膝枕

 メンバーそれぞれが自前の枕を持参。デビューシングル『グッバイ借金天国』の予約をした客に、膝枕をサービスするという内容だ。(膝枕で満足なのだろうか……?)参加客に話を聞いた。 「いい子」こと高橋蘭のファンだという男性。高橋はザ・マーガリンズに加入する前から、アイドルとして活動していた。彼はその頃から高橋の追っかけだそうだが、いきなり“借金返済ユニット”のメンバーになり、ソフトではあるが枕営業を行った(?)高橋をどう見ているのか? 「嫌だという気持ちはないです。大好きな蘭ちゃんが決めたことだし、有名になってくれたら嬉しい。僕はもちろん、下心なんてありません」……と言いつつも、他のメンバーに膝枕をされてニヤニヤ喜んでいた。  メンバーが口を揃えて言うのは、「あくまで“アイドルになる夢”を叶えるのが目的。その過程で借金も返したい」。ソフト枕営業に続き、メンバーがオイルでハンドマッサージを行うイベント“リラックス会”も開催された。一体、どこまでOKなのか?

ファンとチームを組んでイントロクイズ

◆「いくら出せばヤレるのか?」 「ファンの方から、『いくら出せばヤレるの?』と聞かれたことがあります(笑)。もうそっちで稼いだほうが早い、とも言われます」  本人たちは「バイトをしながら細々と借金を返してはいるけど、できれば、アイドルという夢でどーんと返したい!」と意気込んでいるが、「実家が倒産して1億円の負債を抱えた30歳」という、生きるか死ぬかの経済状況のメンバーもいるため、今後の展開が気になる。  日刊SPA!「アイドルと付き合うのは簡単だった」特集(https://nikkan-spa.jp/747500)でもザ・マーガリンズを取り上げたが、「パトロンを見つけて借金を返済」「パトロンのコネでAK○48に加入する」ほうが手っ取り早いような気がしないでもない。 <取材・文・撮影/尾崎ムギ子> ■「ザ・マーガリンズ」1stシングル『グッバイ借金天国』 発売中 価格:1,000円(税抜) 発売・販売元:ポニーキャニオン ■『グッバイ借金天国』発売記念イベント 2014年12月17日(水)~21日(日) 詳細はこちら http://shakkin-idol.com/live_event/index.html ■「ザ・マーガリンズ」1stLIVE 2014年12月23日(火・祝) 場所:ヤクルトホール(全席指定) チケット:3,000円(税抜)
尾崎ムギ子/ライター、編集者。リクルート、編集プロダクションを経て、フリー。2015年1月、“飯伏幸太vsヨシヒコ戦”の動画をきっかけにプロレスにのめり込む。初代タイガーマスクこと佐山サトルを応援する「佐山女子会(@sayama_joshi)」発起人。Twitter:@ozaki_mugiko
グッバイ借金天国

ザ・マーガリンズ 1stシングル

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