おみくじの謎。大吉や凶の数はなぜ決まっているのか
―[木村和久の「オヤ充のススメ」]―
― 木村和久の「オヤ充のススメ」その51 ―
たくさんの資料を見ての雑感ということで、最近のおみくじの配分を発表します。まず大吉が15~20%。結構あるじゃん。続いて中吉、吉、小吉、末吉。ここらへんも各15~20%で、まんべんない。しいていうと小吉が一番多い気がする。じゃ問題の凶だが、これがだいたい10%。約1割となっている。へえ~1割は凶なんだ。じゃ大凶というのもあるんですかね。これはさすがに減っていて、滅多にお目にかかることはない。つまり最初から作ってないケースが多いのだ。
都内の神社、仏閣でいうと、大凶のある比率は1割以下という説もある。つまり9割以上が、大凶のおみくじを引くと、気分が悪くなるからと置いてないのだ。そうだよね、わざわざ金出して、ムカつくなんて許せないもの。個人的には毎年目黒不動尊に行ってるが、ここは真ん中に厚いです。大吉も滅多にみないが、凶もみない。真ん中の小市民的な、小吉、末吉のオンパレード。今の時代向きなのかもしれない。特に弱っているときは、凶が少ないので、ハートに優しいって思う。
じゃ今度は逆を考えてみる。あえて凶が多い神社、仏閣はあるのか?あるんですよ、しかも噂じゃなくて、はっきりしたデータも出ている。じゃ~ん、日本一凶の多い神社、仏閣は浅草の浅草寺です。100あったら30は凶だから、通常の3倍も凶がある。これは笑うしかない。なんでこんだけ凶が多いのか、浅草寺のホームページにその答えが書いてありますぞ。
抜粋させていただくと。
「浅草寺のおみくじは凶が多い」とよく言われますが、古来の“おみくじ”そのままです。また凶が出た人もおそれることなく、辛抱強さをもって誠実に過ごすことで、吉に転じます。凶の出た人は観音さまのご加護を願い、境内の指定場所にこの観音百籤を結んで、ご縁つなぎをしてください」
つまり昔の配分そのままを使っているから、凶が多いそうだ。しかし、やりかたによっては凶は吉に転ずるので、誠実に生きろって、励ましてんだろうなあ。
逆に凶が多いから人気なのかも知れない。浅草寺は日本でも最高クラスの参拝者を誇っている。どうです、おみくじ界の塩対応、ここでの吉こそ、ありがたみがあるってもんですね。

木村和久
―[木村和久の「オヤ充のススメ」]―
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』
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