禁断の花園「東京女子エロ画祭」に行ってきた!
「東京女子エロ画祭」をご存知だろうか?
もし女子大生がAVを撮ったら」。
企画の打ち合わせから渋谷の街で出演してくれる素人男性をナンパするシーンなど、制作過程がリアルに伝わる。出品作品のなかでは最長だったが、会場を埋め尽くした来場者は初々しい映像制作の現場に見入っていた。映像作品としては粗削りだが、体当たりで「AVを撮ろう!」という熱き血潮が伝わってきて、好感が持てたのは確か。特に陰部そのものではなく、男優がイク前にモジモジさせていた足の指先を寄りで撮ったりと、着眼点がかなり女子っぽい。ギラギラしたAVには決してないようなシーンが新鮮だった。
審査員特別賞は現役美大生「もきゅ」さんのイラスト作品「脳みそ白紙」。確かなデッサン技術に横尾忠則インスパイア系のアバンギャルドな構図と色。少ない口数ながらシニカルで味のあるコメントも、観客の心を大いに引きつけた。
受賞はしなかったが、記者が注目した作家は以下の2人。
●小田島さよさん……出品作品「女は女である」
ご自身も「女性のエロティシズム」をテーマにイラスト作品を発表しているだけあって、独自のエロティシズムワールドを確立していた。都内の某スタジオで知人の女性をモデルにモノクロで撮影したこの作品、高速道路の車の音などを効果的に使っていて、さながら前衛的な映画のよう。作品中で、モデルがローションのような液体を口に含んでは出すシーンがあったが、ローションではなく「果物の汁」だとのこと。「植物由来のものです(笑)」と小田島さん。
独り群を抜いて大人の女のエロティシズムを見せてくれた小田島さんの作品は、神田つばきさんも絶賛。小田島さんが起用したモデルさんも会場にいたが、映像の印象とはまた違う“エロいい女”のルックスに「このモデルの女性だけは敵に回したくない」と言っていたほど。
※小田島さよさんHP
http://sayo-odashima.com/
●及川なまこさん……出品作品「無償の愛&」
線画で描いた“なまこ”のキャラクターをアニメーションにし、自身で声優も務めた及川さん。“ゆうこりん”のような不思議ちゃんキャラで、アイドルのようなルックス。可愛い声に独特の世界観。本業は1級の資格を持つネイリストだそうだが、もうすでに固定ファンがいそうな魅力を感じた。「私自身はエロくないんです。なまこが私に憑依して、語らせているんです。ナマコのイタコ。私自身が楽しむべき自慰行為なんですが、今回は皆さんに見て頂いて顔から火が出そうです」と顔を赤らめる及川さん。
第3回も予定しているとのことなので、自身の追及したエロを表現したい女子はぜひチャレンジしてみては?
※ 「東京女子エロ画祭」ノミネート作品リスト
http://www.tokyo-eroga.com/article/225771613.html
取材・文/ならこ
今年7月よりリリースされている女性向けAVレーベル「JUICY DINER」の制作を担当している女流AV監督・安藤ボンさん、女性発信のエロイベントや映像作品をプロモートする神田つばきさんの最強タッグが主催するコンペティションで、10月15日に「阿佐ヶ谷ロフトA」(東京都・阿佐ヶ谷)では最終選考のイベントを行った。会場は満員御礼で立ち見も出るほど!
出品者の資格は「18歳以上の女性であること」のみ。プロ・アマ問わずで、テーマはもちろんエロ!「思い思いのエロティシズムを表現しましょう」とのことだが、凝った映像作品から写メや写ムービー、漫画やイラストでもいいというから門戸が広い。
ノミネートされたのは全12作品。出品者は現役専門学校生から美大生、ネイリスト、AV女優、イラストレーターまでさまざま。
19時のスタートからほぼ2時間。イラスト作品もしくは動画作品すべての発表が終わると、観客の投票による審査が行われた。集計中は、主催者の安藤監督による緊縛映像が流されたりと、独特のエロティシズム空間に。
そして、ついに結果発表。見事グランプリを受賞したのは女子大生ユニット「(仮)男子」による「
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