“ラスト陰陽師”が恋のパワースポットで体験した不思議な出来事とは?
“陰陽師”と聞くと、平安時代に活躍した安倍晴明をイメージする人が多いだろう。現代に活躍する陰陽師として、20~30代の女性を中心に人気沸騰中なのが“ラスト陰陽師”こと橋本京明氏。大手芸能事務所・サンミュージックにも所属するイケメン占い師だ。
橋本氏がブレイクしたきっかけは2009年に出演したフジテレビ系の人気深夜番組『うわさ体感バラエティ くちこみっ』。鑑定に来た人が相談内容を言う前に核心部分をズバリいい当てたりと、驚異的な的中率が話題となり、瞬く間に“スター鑑定師”の仲間入りをした。
今も精力的に鑑定を行っているが、予約を取るのが困難な鑑定師の一人である。
そんな橋本氏が最新刊『しあわせを運ぶ陰陽開運術』(扶桑社刊)で「今、日本でもっとも注目するパワースポット」と挙げているのが島根県松江市だ。実は松江市は“縁結び”をテーマに観光を精力的にPRしており、最寄りの空港も「出雲縁結び空港」という気合の入ったネーミング。神社仏閣も多く、スピリチュアル愛好家の間でも人気の観光地だ。
橋本氏は著書でいくつかのパワースポットを巡っているが、特に気に入っているスポットは松江城ちかくの城山稲荷神社だという。松江市ゆかりの作家・小泉八雲も気に入って通っていたという神社だ。記者も同行させていただいたのだが、ロケ中に起こった不思議なエピソードをご紹介しよう。
それまでクールな表情を崩さなかった橋本氏の表情が、ガラリと変わった。
「強力な開運パワーをいただけるスポットです。境内には大小さまざまな1000体ものキツネの像が祀られていますが、あなたに特別にパワーを送っているキツネがあるはず。訪れた際には、ぜひ探してみましょう」
と、橋本氏。稲荷神社特有の朱塗りの鳥居をくぐったとたん、子供のような明るい笑顔となり、「ここは素晴らしいパワーに満ちていますね!」と狛犬と自らツーショットを撮る。
不思議なエピソードはここからである。日本屈指の縁結びスポットとして有名な、八重垣神社に行ったときのこと。橋本氏は本殿をお参りしてから、急にスタスタと本殿うしろのほうの竹やぶの方に向かった。上空を眺めて、『ここには神様がたくさんいらっしゃいます』とおもむろに言い、そのあと、『今、佐々木と聞こえた』と橋本氏。それがどういう意味なのか、撮影スタッフ一同、首をかしげた。
が、記者はびっくり仰天。「佐々木」とは、実は記者の本名の姓なのだ(ビジネス上は旧姓のままなので、橋本氏は知る由もない)。でも、名字だけ言って終わりって、某カルト教団の指名手配のキャッチ(?)である「おい小池」くらい、ぶっきらぼうじゃないか!? 神様ってそーゆうキャラなの?
「先生、佐々木の後に神様はなにか言ってなかったですか!?」と聞いても、橋本氏はフフッと笑うだけ。残念ながら肝心なところは聞けなかったが、不思議な出来事には変わりない。
昨今パワースポットを訪れる人は多いが、「どんな場所にも陰と陽があるということを忘れずに」と橋本氏。パワースポットでもらった良い気を長続きさせる方法や、逆にちょっとゾクッとするようなときの対処法など、橋本氏の著書には陰陽道をもとにした開運法が満載だ。
橋本氏が松江を訪れて感じたキーワードは“恋”だという。牡丹が見事な日本庭園・由志園、松江歴史館、月照寺、揖夜神社など、ほかにもおすすめパワースポットをあげている。コンカツ中の人はもちろん、彼女や彼氏が今すぐ欲しい人は、まずは「縁結びスポットにでかける」というアクションを起こすところから始めてみては!?
神話の国 縁結び観光協会 公式HP http://www.en-musubi.net/
取材・文/ならこ
『しあわせを運ぶ陰陽開運術 ~ことばはちから ことばはこころ~』 ラスト陰陽師! |
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