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GWのボートレースは「本命舟券」がオイシイ理由

 GWと言えばやれ旅行だイベントだと楽しいことが目白押しである。中央競馬では5月3日(日)のG1春の天皇賞を皮切りにG1シーズンに突入するように、GWはギャンブル業界にとっても一つの大きなヤマになる。  競馬がG1シーズン突入とは異なり、その他の公営競技はGW、そしてお盆、年末年始は一つの大きなイベントとなっている。ボートレースの専門誌記者に聞いた。 「中央競馬と違ってボートや競輪、オートにとってのGW、お盆、年末年始は大きなイベントです。SGや記念レースを転戦することが多いスター選手もこのときばかりは地元に戻って平場レース(※一般レース)に出場するんです。言うなれば、故郷に錦を飾る日でもあるわけです」

昨日の平和島では見事完全優勝を果たした毒島選手。昨年は本誌でもコラムを連載していただいた。今年は年初の桐生でも最終日まで1着を並べたものの、優勝戦でまさかのフライング。その雪辱をはたした。GWは地元桐生のレースに出場。ぜひ狙ってみて欲しい

 例えば群馬にあるボートレース桐生では、5月3日(日)からのレースでは、江口晃生、山崎智也、秋山直之、毒島誠とSGクラスの選手がズラリ。プチG1といったメンバー構成である。では、いったいどんなレースが繰り広げられるのだろうか。先述の記者に聞いた。 「ほぼ9割以上地元選手で構成されるので、B2などの下のクラスの選手に混じってこうした選手がレースをします。力の差は歴然。大外6コースからでもあっさり勝ってしまう横綱相撲を見せつけてくれます」  と、なれば必然的に舟券の軸はこうしたトップクラスのA1級選手たちになる。記者に予想の極意を聞いた。 「ここ数年、ボートレースは本命重視の番組構成になっています。SGクラスの選手が出るGWなどの平場レースでは、その傾向が更に強くなります。1号艇にSGクラスのトップレベルの選手を置いて、2~6コースはB1、B2級の選手や、対向に1人だけA2級の選手などを入れて1、2着を当てやすいレース構成にすることが多々あります。なので、舟券的には本命にドカンと一発大勝負というのがいいでしょうね」  本命重視なんてつまらない!という穴党には物足りなさそうにも思えるのだが、記者によれば「穴党だからこそチャンス」でもあるという。 「本命が一本被りのレースが多いので、裏を返せば本命選手を切れば高配当になります。しかも、人気を集めて一本被りになればなるほど、2、3着でも3000円以上付くオイシイ舟券になります」

6艇でレースを行うボートレースは、3連単は120通り、2連単だと30通りと他の公営競技と比べて格段に当てやすい。ひと味違ったGWを過ごしたい方にはオススメだ

 では、穴狙いの舟券作戦におけるポイントを聞いた。 ・ 記念クラスの選手が引いたモーターがあまり出ていない ・ 記念クラスの選手が5,6コースの時は2、3着狙いをしてみる ・ B1、B2級など下のクラスの選手が高勝率のモーターを引いた  これら3つのケースが重なった場合は穴を狙ってみるといいと記者は言う。また、今年に入って続々と導入が始まっている出力低減モーターも穴要素として注目した方がいいという。 「常滑を皮切りに桐生、児島、下関、住之江、大村、江戸川、浜名湖、尼崎、徳山の9場にこの出力低減モーターが導入されているのですが、新モーターについて、選手たちは『スローからの起こしが重い』と口を揃えていますね。そのため、出力低減モーターを導入したレース場では内側の選手のスタート遅れが目立ちます。スタート展示で内側の艇がスタート遅れをしていた際は、波乱含みのレースと言えるでしょう」  本命勝負を基本に穴も狙う。ボートレースの醍醐味をGW中は心ゆくまで楽しんで欲しい。  また、SPA!ではボートーレースを一緒に盛り上げてくれるボートーレース女子(ボレ女)を大、大、大募集中。詳しい応募要項は「ボートレース女子募集」(https://nikkan-spa.jp/840650)から。GWでボートのそして、ギャンブルの面白さに目覚めた女性は是非とも応募してみてほしい。 取材・文/SPA!ギャンブル特捜班
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