カッコはともかくクロスオーバー7の乗り心地はレガシィ・アウトバックより上!

ドラマで描かれるように、編集者にとって担当作家は神様。一読者だった自分が憧れの人の担当になれるなんて! しかし編集者である以上、時には心を鬼にしなければ……。気まぐれな神様を飽きさせずに、新機軸を打ち出そうと常に試行錯誤しております。で、そろそろ神様の上から目線にも飽きてきたと思うので、こんな感じはどうでしょうか?(担当K)

MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi
池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu

鬼編集者の命令で北米市場重視のスバル車批判を試みました

聖地に鎮座する富士重工業製の国産初のジェット練習機「T1」と一緒に。スバル様、モノゴトの上っ面しか見ていない担当編集者で、ホントどーもすいません

◆鬼編集者の命令で北米市場重視のスバル車批判を試みました

⇒【前回】「最近のスバル車はあまりにも北米市場にすり寄ってるは本当か?」はコチラ

 仕上げに、この2台でスバルの聖地・太田工場へ乗り込んで、厳重抗議のシーンを撮影しようじゃありませんか。

 が、実際に乗ってビックリ。この古臭くてカッコ悪いエクシーガ・クロスオーバー7の乗り味が実にイイ。エンジンやミッションはレガシィ・アウトバックと同じで、ゆったりおおらかに気持ちよく加速するが、乗り心地は明らかにこちらのほうが上! ふんわりしなやかで絶品の乗り味やんけ。ハンドリングも素直でまったく古さを感じさせない。内装のセンスもイイ。お値段も結構お買い得。悪いのはダサい見た目だけでした!

 うーむ、まさかスバルがこんなにも真摯に国内市場のことを考えていたとは。炎上ビジネスを狙っての罵詈雑言、本当に申し訳ございません。日本人として恥ずかしい限りです。思えばスバルの前身は中島飛行機。その工場から零戦の栄エンジンが生み出され、大東亜決戦機「疾風(はやて)」も送り出されたのでありました。我々はこのカッコ悪いエクシーガ・クロスオーバー7にありがたく乗せていただきつつ、レガシィ・アウトバックの北米での武運長久を祈らせていただきます。欲しがりません勝つまでは。帽振れ! 敬礼!

【結論】
2台のスバル車を乗り換えつつ群馬へ向かっているうちに、自然と涙がこぼれてきました。スバルは、かつての敵アメリカの地で勝利を重ねております。我々はひたすら銃後の守りに励もうではありませんか

1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中。清水草一.com





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