まだ走れる!? 36万円で買った激安中古BMWの2年後は…
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
フェラーリやランボルギーニからプリウスやアクアまで、40台以上も所有してきて、昨年初めて買ったBMW(中古)が楽しくて仕方がないMJブロンディこと清水草一。すっかりBMWの虜です。そんな議長からの招集があったので、約1年ぶりに集結し近況報告(故障自慢)をいたしました。議長次第ですが、第3回は来年、伊勢志摩で開催したいと思います!
MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi
◆中古BMWサミット第2回目も開催!激安BMWはその後、どうなったのか?
MJブロンディ:昨年、第1回中古BMWサミットを開催したわけだけど、あれからどう?
小出カメラマン:絶好調です!
担当K:走行何kmになりました?
小出:もうすぐ13万kmです! 2年半で8万km走りました。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=878099
MJ:すげえっ! 36万円のBMWが13万kmも走って絶好調!
K:さすが勇者ですね。
MJ:今見たらエンジンチェックランプが点きっぱなしだったけど?
小出:あれは点きっぱなしで大丈夫です!
K:えっ! ドイツ車は警告灯が点いたら必ず故障してるはずじゃ!?
小出:一応何の故障かは調べてもらって、O2センサーらしいとわかったので放置です。燃費はかなり落ちましたけど走れます!
MJ:ラテン車だけに通用すると思っていた故障の放置が、BMWでも通用するんだ!
小出:ドイツ車なので、一応原因は調べて、放置で大丈夫だと見きわめましたから。すごく気は使ってるんですよ!
MJ:カネは使わず気を使えか。口説きの格言みたいだね!
K:納車日にATがブッ壊れたMJさんの“スーパーエリート号”こと335iカブリオレは?
MJ:スーパー絶好調だよ! もうすっかりBMWファンさ!
K:えっ、あれだけドイツ車をバカにしてたのに!?
MJ:ラテン車って、言って見りゃ自由業じゃない。ヒエラルキーがないんだよね。国産車もヒエラルキーが崩壊して久しいよね。でもドイツ車には、まだ昔懐かしいヒエラルキーが生きていたんだよ!
K:そうですよ。ドイツ車は権威主義のタテ社会ですから。
MJ:俺はあのスーパーエリート号を買って、生まれて初めて大企業のエリートサラリーマン気分を味わっているんだよ! このエリート感を一度知ったら病みつきさ!
小出:僕のBMWもエリートですか?(笑)
MJ:うーん、スーパーエリート号から見たら超下流(笑)。ラテン車だとボロければボロいほどエライみたいな部分があるけど、ドイツ車ではボロは下流だから!
K:タテ社会ですからね。
MJ:でも、36万円の国産車と比較すれば超エリート! だってBMWだもん!
小出:僕もそう思います!(笑)
⇒【次回】「MJさんの次期BMWを見に中古車屋を巡り」に続く https://nikkan-spa.jp/874202
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
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