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「週末農業で家族団らん」年収300万円の子持ち正社員が実践する“明るい下流ライフ”

 格差社会が広がりを見せる現代において、正社員であってもいつ下流に転落するかもしれない。が、世間を見渡せば、低所得でもリア充な人たちがいるのも事実。先行き不透明なこの時代に、低所得で無貯金な彼らはなぜそこまで明るく人生を謳歌できるのか? いつ下流に転落してもおかしくないこの時代に、彼らの人生観を知ることは最後のセーフティーネットになり得るのかもしれない。ここでは、中年プア充が実践する「明るい下流ライフ」の一部をお届けしよう。

◆食育と節約を兼ねた週末農業で家族団らん
~ 子持ち正社員 年収315万円 正田雅彦さん(仮名・43歳)印刷会社勤務の場合 ~


区民農園

区民農園は自宅から徒歩20分程度。水やりは曜日毎に家族で分担することで、娘にも責任感を持たせる

 7年前に子供が生まれたのをきっかけに食の安全について考えるようになった正田さんは、手始めに家庭菜園を開始。4年前からは年額3000円で区民農園を借りて、週末農業を始めた。

「夫婦揃って田舎育ちなので、釣りや山菜採りは馴染み深かったんです。だから娘にも都会暮らしだけど、できるだけ自然と触れ合うように育てたかった。節約のためもあるけど、栄養のバランスも考えて外食は控えます。自然食にこだわり出すと、必然的に農業へと目が向いたんですよね」

 印刷業界は慢性的な不況で、会社の給料はダウンする一方。年2回のボーナスも寸志程度だ。家計の足しにと娘が小学校に入学したのを機に、妻はパートを始めた。

「小さな畑でも管理は大変で、週末は家族総出で農作業をしています。娘も平日は帰宅しても夕方まで一人ぼっちなので週末農業が楽しいようで。野菜は収穫物だけで賄えるので食費は抑えられるし、娘の食育にもなって、家族愛も深まるから良いこと尽くしですよ」

 将来、娘が希望する大学に行かせたいので、月額2万円の学資保険の他に貯金にも励んでいる。しかし闇雲に出費を抑えるのではなく、家族の誕生日や祝い事には、ちょっとした贅沢もする。

「いつもお留守番をして貰っているので、娘の誕生日にはブランド物の洋服を買ってあげるし、年に2回は家族旅行をするようにしています。旅行先では食事にもお金をかけますが、たまに贅沢するからこそ価値も高いんです」

 節約だけが目的だと週末農業も負担になるが、家族団らんのツールでもあるからこそ楽しめ、長続きもするのだ。

 10/20発売の週刊SPA!に掲載されている特集『中年プア充が実践する[年収300万円]人生の極意』では、上記のような“低所得でも充実している人々”に密着。計9名の「明るく陽気な低所得者」からあなたは何を学ぶか!? また、「助成金」「格安情報」「節税テク」など「低所得になっても困らない、人生を生き抜く裏テク」も掲載。この特集さえ読めば、先行き不透明なこの時代でも、少しどころかかなり楽しく生きれるはずだ。 <取材・文・撮影/週刊SPA!編集部>

週刊SPA!10/27号(10/20発売)

表紙の人/ 広瀬アリス

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