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Aラン女子大生・美琴登場――連続投資小説「おかねのかみさま」

みなさまこんにゃちは大川です。 連続投資小説『おかねのかみさま』 連載も13回めです。12月12日発売の¥en SPA!に神様ファミリーが出張しておりますので、本編とあわせてぜひお楽しみ下さい。 ※⇒前回「置き手紙」 〈登場人物紹介〉 健太(健) 平凡な大学生。神様に師事しながら世界の仕組みを学んでいる 神様(神) お金の世界の法則と矛盾に精通。B級グルメへの造詣も深い 死神(死) 浮き沈みの激しくなった人間のそばに現れる。謙虚かつ無邪気 〈第13回 Aラン女子大生 美琴〉 ダァ シエリイェス!!ダァ シエリイェス!! 「あたしの名前は美琴。三田の大学に通う22歳の大学生。山とコンニャク以外なにもない地元で東京FMを聞きながら勉強して、ズバッと一浪してから憧れの東京生活を手に入れた。 浪人時代は妙義山のように険しい毎日を過ごしてたけど、こっちに来てから本当に理想の環境に囲まれて、すてきな日々を送っている。 都会の摩天楼、海まで近い街、静かな一人の部屋、サイゼリヤ、ブックオフ。 あたしは、あたしのためにあるようなこの世界の真ん中で、こうして毎日久里浜までひとりごとを言いながら生きていて、誰にも邪魔されることもない。 あぁたのしい。 あたしに友達は必要ない。生活に困らないだけの学歴と、ひとりの時間があればいい。願わくばもう少し自由にできるお金がほしいけど、贅沢を言ってもキリがない。 東京の大学に通い、そつなく単位を獲得し、家に帰ってうまるちゃんを見て、食費のためにバイトして、30%を実家に送り、あとの70%で生きていく。これが下仁田から東京に出るときにパパが…」 「ウルサイ」 「え?あ、すいません…」 「…」 「…」 「けほけほ」 「あ、えと、どうぞ、ここ」 「おー、これはこれは。すいませんね。ありがとう」 「いえ…」 クリハマッ!!クリハマッ!! ショーテンデザイマスッ!!! 「…」 「…」 「…ついてくる」 「…」 「…」 「スタスタスタスタ」 「!!!!!なんですか!」 「ナンデモナイ」 「なんでもなくないでしょ!ずっとついてきてるし!」 「オナカスイタ」 「え?」 「オナカ…スイタ…」 「そんなこと言われても…」 「シクシク…」 「なんか食べたらいいじゃないですか」 「シクシク…」 「どうしました?」 「あ、さっきの」 「さきほどはどうもありがとう。そちらの方、泣いてるみたいですが何かあったんですか?」 「いえ、なんかこのひとが、オナカスイタって」 「…」 「それはいけませんね。かわいそうに。せっかくですからさっき席を譲っていただいたお礼に、私がお二人になにかごちそうしましょうか」 「へ?」 次回へつづく 【大川弘一(おおかわ・こういち)】 1970年、埼玉県生まれ。経営コンサルタント、ポーカープレイヤー。株式会社まぐまぐ創業者。慶応義塾大学商学部を中退後、酒販コンサルチェーンKLCで学び95年に独立。97年に株式会社まぐまぐを設立後、メールマガジンの配信事業を行う。99年に設立した子会社は日本最短記録(364日)で上場したが、その後10年間あらゆる地雷を踏んづける。 Twitterアカウント https://twitter.com/daiokawa 2011年創刊メルマガ《頻繁》 http://www.mag2.com/m/0001289496.html 「大井戸塾」 http://hilltop.academy/ 井戸実氏とともに運営している起業塾 〈イラスト/松原ひろみ〉
逆境エブリデイ

総移動距離96,000キロメートル! 大川弘一がフルスピードで駆け抜けた400日間全記録

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