SKE48・高寺沙菜「これから特技にボウリングって書きます」 聖夜のボウリング大会にSKEメンバーが降臨
SKE48のファンから「兄貴」と慕われるマルチタレントの鉄平が、昨年に続き今年も聖夜に身を寄せ合う仲間を求め、「神イベント」を企画した。12月24日に「ボッチボウル」と題したボウリング大会を名古屋グランドボウル(愛知県名古屋市)で開催。クリスマスイブを独り寂しく過ごす「ぼっち」たちを救おうという趣向だ。気になるのは告知にある「彼方より天使降臨!!」の文字。昨年は「次世代天使」として江籠裕奈、北野瑠華、竹内彩姫のSKE48メンバーが「降臨」し、ファンたちとボウリングに興じた実績があるだけに期待は高まっていた。
ボウリング場正面玄関に飾られた巨大ツリーの前で鉄平が開会宣言。「これはみんなを救済するイベントでも何でもなく、僕自身が何とかしてクリぼっちを回避するために始めたイベントでしたが、今年で2回目を迎えることができました」と挨拶し笑いを誘う。その後、鉄平自らが選んだという3人の天使たち、高寺沙菜(さー天)、松本慈子(ちか天)、福士奈央(天どん)が登場。「今日はイブということでトナカイヘアで来ました」(高寺)、「ハッピー・クリスマスイブ!今日は皆さん温かくなって楽しみましょう」(松本)、「江籠さんの代理できました。今日、このイベントのせいでクリぼっちなんですよ」(福士)などと、それぞれが挨拶すると集まった100人前後の参加者たちからは歓声が上がった。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1018436(当日の様子)
取材・文・撮影/竹内一晴
レーン数156を誇る世界最大級のボウリング場のレーンに全員が集まったところで、3人の天使たちの始球式からボッチボウルは開幕。ゲームは2回で1回戦はウォーミングアップ、2回戦はメンバー、参加者ともに賞品をかけてガチンコで争われた。1回戦は「運動神経いいんですよ」との自負がある松本が序盤からリード、それを福士が追うかっこうとなった。一方、高寺はといえば最初の6フレームまでで何と9回のガター(スコア上のGマークは5つ)を出すという惨めな状態。だが、このまま引き離されていくかに見えた7、8フレーム目、その時点で松本、福士も出していなかったスペアを連続で決め、まさかの開眼。一気に福士と1点差まで詰め寄った。急に調子を上げた理由を聞くと高寺は「ボールを重くしました。初め、めっちゃ軽いのにしていたら勢いよく行きすぎちゃって。あとは(周囲にいるファンの)みんなの意見も取り入れて」とガッツポーズを見せた。1回戦の順位は1位-松本-87点、2位-福士-69点、3位-高寺‐67点だった。結局、高寺は2点差で最下位となったが確実に何かをつかんだようだった。
2回戦は賞品がかかった本気の勝負。福士はメンバー用の優勝賞品となる10000円相当のiTunes Cardを「(金券ショップに)売りに出したい」とがめつい意気込みを見せて笑いを取るも、序盤からスランプに陥りガターを連発。見かねた鉄平アニキが5フレーム目に福士のために子ども用すべり台の投入をスタッフにコール。しかし、この「秘密兵器」は完全に逆の効果を発揮して2投ともガターに。打って変わって、その直後に投げた高寺は本日初のストライクを決めて大歓声を浴びた。それを見て奮起した松本は追い打ちをかけるかのごとくスペアを叩き出す。ファンの「どんちゃんがいちばんかわいいよー」という声援も慰めにならない。だが、ここで福士も意地を見せた。悪魔のすべり台を横に押しやり、割れんばかりのどんちゃんコールの中、1投目で9本をなぎ倒す。そして2投目、左に残った1本を見事に弾き飛ばし、初スペアをもぎ取って見せ場を作った。
6フレーム目までは松本が高寺を僅差で追う展開だった。松本は最後10フレームをスペア、ストライクの連続で終えて大きく得点を加算、満面の笑みを見せた。だが、もはや覚醒した高寺を誰も止めることはできなかった。7フレーム目でスペアを出して勢いに乗る高寺は、8投目から3回連続のストライクを決めてまさかのターキー達成でゲームを締めくくった。天使ではなく神が降りた「メークドラマ」にファンはおおいに酔いしれた。2回戦の結果は1位-高寺-149点、2位-松本-96点、3位-福士‐56点で高寺が優勝し、商品のiTunes Cardをゲットした。
ゲーム終了後、鉄平は「俺、ターキーをやったやつ初めてみたんだけどすごくね?」と茫然。一方、優勝した高寺は「人生でボウリングは10回もやってません。こんなにストライクも出したことなかったです。元日の次の日くらいに家族で行ってたんですけど、最近は行けてなかったんです。これから特技にボウリングって書きます」と笑った。クリスマスイブの夜にメンバーから「ターキー」のプレゼントもらうという、ちょっとできすぎた「神イベント」はSKE48ファンの間で神話となって語り継がれるだろう。
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