蛭子能収のシロウト娘観察日記
さあ、2016年の幕開けとなりました。大好評の蛭子能収連載コラムも第5回目。今年もよろしくお願いします! 昨年の蛭子さんはメディアに出ずっぱりの一方、プライベートでも競艇で27万円の高配当を的中させて、まさに乗りに乗っていましたね。
蛭子:そうなんですよ、スゴいでしょう!? 40年以上競艇をやってますけど、27万円なんて配当は聞いたことがないですよ。300円買ってたから払い戻しは約80万円! このレースでは、オレ“出目買い”してたの。出目買いっていうのはね……。
――いや、蛭子さん競艇の自慢話はそれくらいにして本題に移りましょう。
蛭子:えっ、もう? 競艇ネタはまだまだいくらでもあるけど。あっ、どうも。漫画家の蛭子能収です。今年もマイペースで頑張りますんで、いろいろよろしくお願いします。
――それでは、今回のテーマを発表してください。
蛭子:今回はですね、素人娘が感じている“男女間の格差”について話していこうと思ってます。
――男女間の格差ですか。そんなに感じることがあるんでしょうかね?
蛭子:そうなんだよ、昔は男が働いてお金を稼いで、女は家のことをするってハッキリした区別があったよね。だから、不公平だ、格差だって意見が出てもおかしくなかったと思う。でも、今は女の人も働いているケースがほとんどでしょ?「女だからこれはダメ」なんてことはほとんどなくなって、かなり平等な世の中になっていると思うんだけど……。
――それでも、格差を感じている素人娘がいるってことですか?
蛭子:そう。特に気になったのは「女らしさを求めるのは差別だ」っていう意見。何じゃそりゃって感じですよ。あとは「男のヤリチンはモテるけど、女のヤリマンはイメージが悪いから、女は損してる」っていう意見もあったな。これはちょっと面白かった。
――なるほど。男のほうが得してるっていう素人娘が多いんですね。
蛭子:でも、そんな意見を持ってるのに「甘えれば男はオゴってくれたり、失敗しても許してくれる」って考えをしている女のコが多いんだよ。それって男にしてみたら格差じゃないですか。事実、甘え上手な女のコのことは、たいてい許しちゃう男にも問題はあるよね。
――う~ん、この問題はまとめるのが難しいですね。
蛭子:オレが感じたのは、男女間の格差よりも女同士の格差のほうがヒドいってことかな。今回は18歳から28歳までの素人娘たちと話したんだけど、最年長のコが「ババア」呼ばわりされてたもん。あれは可哀想だったなあ。まさに年齢による格差ですよ。
――女の敵は女ってことですか。ちなみに、蛭子さんは生まれ変わるとしたら、男と女どちらが良いですか?
蛭子:オレは絶対に男です!
――その心は?
蛭子:オッパイが揉めるから。自分のオッパイ揉んでも気持ち良くないでしょう? オッパイに勝るものなしですよ。
――そんなオチかい!?
今回、蛭子さんの話した素人娘のエピソードは、web番組『
シロウト女子のえびす裁判!』でご覧いただけます。68歳にして初めて蛭子さんがMCを務めた番組なので、ぜひチェックして笑ってあげてください。
<蛭子能収プロフィール>
1947年10月21日、長崎県生まれ。高校卒業後に上京し、看板屋・ちり紙交換・ダスキンのセールスマンなどの職を経て、1973年に漫画家デビュー。俳優やタレントとしても活躍中。