キュートな女子アーチェリー代表・川中香緒里「リオ五輪でメダルを獲得してジョニー・デップに会いたいです」
―[もぎたて!女子アスリート最前線]―
~もぎたて!女子アスリート最前線 第13回~
リオ五輪・女子アーチェリー代表の川中香緒里選手。その経歴を彼女のコメントと共に見ていこう。
始めたのは遅く高校に入学してから。動機は「練習場が高校の一番目立つところにあって楽しそうだな」と軽い感覚だった。実際にやってみると的にはなかなか当たらず、当たることが楽しかった半面、長時間立ちっぱなしで見えない部分(特に足の張り)での疲れを感じ大変だなと思った。最初始めたときは筋トレとゴムチューブを使っての射ち方をする練習の日々で「もっと走ったりしたいな」と感じたという。
半年後からようやく弓を引いて射たしてもらえるようになった。はじめたころはそんなに上手くはなかったが、高校2年ぐらいから伸びだし、インターハイに出場できるまでになった。競技にはまりだしたのはこの頃ぐらいからで点数が伸び始めたのもあって意識も変わっていった。
ところが高校3年のインターハイ。卒業ということで「競技もこれで辞めよう」と思って出場した大会。ここで彼女の人生を大きく左右することが起こる。この大会団体戦が優勝でいい流れで個人戦の試合に挑むのだが、「自分自身にプレッシャーをかけすぎてしまった」と納得のいくプレイができず、なんと1回戦敗退。「近畿大学からはスポーツ推薦の話が来ていて大会前まではこの大学への進学する気がなかったので断っていたのですが、大会での自分の内容が悔しかったので近畿大学にアーチェリーをするため、改めて進学を決意しました」というなかなか肝っ玉なところをみせる。
卒業後、大阪に進学すると周りはオリンピック選手だったりとアーチェリーをやるには素晴らしい環境で練習に打ち込むことができた。
2014年のアジア大会の個人戦で相手は韓国代表選手。相手が強いのもわかっていたので思い切ってプレイすることができ、しかも自分の思ったところに射抜くことができて点数も満足のいく内容だったのだが負けてしまった。勝敗のことはあるのだか自分の中では今までにない手ごたえを感じた大会だった。
「今年のリオデジャネイロオリンピックは、目標は個人でも団体でもメダルを獲る事なんですけど、まずは自分の思ったプレイをすることを心がけたい」と話した後、付け加えてくれたのが「リオの会場は海に近く風が強いんです」と話てくれ、風を味方にできるかも勝敗の分かれ目になりそうだ。
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川中香緒里選手への一問一答
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