シエンタ vs 308GTi。退屈さ世界一のトヨタデザインがプジョーに大勝利
―[道路交通ジャーナリスト清水草一]―
中古ラテン車同好会の面々で盛り上がるのは、次はどんな激安中古ラテン車を買うか。なので、数年後の愛車目線で最新のラテン車動向にも注目しております。そんな我らの目に留まったのが、このプジョー308GTi。プジョー史上最強のマニアックな一台は、どうなのか? 好き勝手に言わしていただきました!
MJブロンディ=文 Text by Shimizu Souichi
池之平昌信=写真 Photographs by Ikenohira Masanobu
担当Kは、副編集長という重職にあるにもかかわらず、相変わらず読者のニーズをまったくわかっていない。先日は1000万円くらいするボルボの高級SUVを取り上げた。一体誰が買うというのか。にもかかわらず今度は、プジョー308GTiなんていうマニアックなクルマを取り上げたいという。
「左ハンドル6速MTで270馬力ですよ!? 激安中古ラテン車同好会としては、7年後くらいの購入を見据えて乗っておくべきじゃないでしょうか!」(担当K)
確かにハイパワーエンジンを積む左ハンドル6速MT車は、マニア的には非常に魅力的だ。しかし、本誌を鼻クソほじりながら読んでいるボンクラ諸君には、死んでも運転できないはずである。そこが選民感を刺激するともいえるが。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1084845
1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高速の謎』『高速道路の謎』などの著作で道路交通ジャーナリストとしても活動中
記事一覧へ
記事一覧へ
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ